韓国電子通信研究院、国防向けAIグラス開発へ…5年間で450億ウォン投入
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【09月09日 KOREA WAVE】韓国電子通信研究院(ETRI)は8日、陸軍士官学校と人工知能(AI)を活用した将来の国防技術の共同研究などに向けた業務協力協定を締結した。国防分野に特化したAIグラスの中核技術開発を進め、2026年から2030年までの5年間に450億ウォン(約52億円)を投入する。
メガ・ニュース(MEGA News)のパク・ヒボム記者の取材によると、協定は大田にあるETRI本院で、パク・セウンETRI院長やパク・フソン陸軍士官学校長らが出席して結ばれた。両機関はAIグラスなどのウェアラブルAIを使い、将来の兵士の状況認識や意思決定を支援する技術、人間とAIの協働技術などを共同研究する。
小規模部隊を含む指揮統制や国防ネットワーク技術のほか、国家安全保障分野でAIを安全かつ信頼できる形で活用するための技術も研究する。AIの判断結果を検証し、人間が最終的な意思決定を安全に下せるよう支援する技術開発も進める。国防AI分野の新たな国家研究開発事業の企画や研究・学術交流、専門人材の育成でも協力する。
今回の協定は、国防向けAIグラス開発事業の一環だ。事業は科学技術情報通信省と国家科学技術研究会(NST)の戦略研究事業に選定され、2026年から2030年まで実施される。AIグラスは眼鏡型のウェアラブル機器にAIを組み合わせ、利用者が見聞きする周囲の状況をリアルタイムで把握し、必要な情報を視界に表示して判断を支援する。
研究では、周辺の空間や物体を精密に認識する「空間知能」、利用者の状況に応じて情報を提供する個人向けAIエージェント、低消費電力・高解像度ディスプレー、眼鏡型端末や携帯型AI演算装置などの技術確立を目指す。AIソフトウエアとディスプレー、端末を組み合わせた中核技術を確保する計画だ。
ETRIのチョン・イルグォンAIグラス戦略研究センター長は、まず国防に特化したAIグラスを開発することが基本目標だと説明し、将来的には産業化を進める方針を示した。パク・セウン院長は、将来の兵士支援から指揮統制、国防ネットワークまで、軍の任務遂行や戦闘能力の向上に実質的に貢献する国防AI技術を開発するとしている。
陸軍士官学校のパク・フソン校長は、今回の協力を士官候補生の教育課程にも順次反映し、将来の指揮官育成につなげる計画だとした。ETRIは15日、ソウルのロイヤルホテルで産業界や学界、研究機関、政府・公共機関の関係者ら約100人が参加する「AIグラスフォーラム」を開催する。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News