【09月08日 KOREA WAVE】
ソウル・城東区聖水洞で開かれた29CMと日本のロフトによる文具の期間限定店「ページ・トゥ・ページス」=2026年9月2日(c)MONEYTODAY
ソウル・城東区聖水洞で開かれた29CMと日本のロフトによる文具の期間限定店「ページ・トゥ・ページス」=2026年9月2日(c)MONEYTODAY

「会社でこのメモ用紙を使えば、ストレスが少し解消されそうです」

ソウル・松坡区から訪れたチャン・ユギョンさん(37)は、「風が吹けば、吹くままに楽しむ」という言葉が書かれたメモ用紙を眺めながら、こう話した。

ソウル・城東区聖水洞では2日、文具の期間限定店「ページ・トゥ・ページス」が開かれた。手帳や筆記具、ノート、マスキングテープ、しおりなど色とりどりの商品が、1、2階合わせて約300坪の空間を埋め尽くした。韓国のファッション通販プラットフォーム「29CM」と日本の生活雑貨専門店「ロフト」が6日まで展開する。

午前11時から会場は文具を見て回る人々でにぎわった。筆記具を手に紙へ試し書きをしたり、友人同士で似合うステッカーを選び合ったりする姿も見られた。

これまでファッションブランドを紹介してきた29CMは、机の上に置く小さな文具にも消費者の好みを見いだしている。「何を着るか」から「何を使い、何を記録するか」へと提案する領域を広げ、好みを軸としたライフスタイルプラットフォームとしての機能を拡大している。

今回の期間限定店は「一行の記録が積み重なって好みになる」がコンセプト。韓国と日本の文具ブランドを一度に体験できる構成とした。29CMのキム・ソニョン・コマース戦略マネージャーは「文具が事務用品を超え、自分の好みを探る分野へ広がったとみている」と説明し、文具を中核分野として育てているとした。

1階にはロフトが厳選した日本ブランド29社、2階には29CMが選んだ韓国ブランド10社が並んだ。日本ブランドのうち14社は韓国内にオンライン、実店舗ともに流通網がなく、29CMが初めて紹介する。

「ほぼ日」や「ハイナインノート」「パピアプラッツ」「古川紙工」などの手帳、日本語が書かれた便箋やスタンプなどが並び、日本の大型文具店を韓国へ移したような空間となった。入場チケットは販売開始から3日で一部時間帯が完売し、その後すべて売り切れた。

2階には、自分だけのしおりを作れるスペースも設けられた。来場者は好みの飾りやひもを組み合わせ、好きな文章や本の一節などを書き込んだ。完成した言葉はメディアウォールにも表示され、日常的な文章を好みや記憶を記録するコンテンツとして楽しめるようにした。

消費者の関心の高まりを受け、29CMは文具関連商品を主要分野として強化している。2026年1~8月の文具・事務用品の取引額は前年同期比48%増え、手帳・プランナーは60%以上伸びた。手帳を飾るブームも消費を押し上げ、ステッカーは45%、テープは10%以上増加。本や文章を楽しむ「テキストヒップ」の流行も加わり、しおりやブックカバーなどのアクセサリーも30%以上伸びた。

29CMは今回の期間限定店を機に、文具を含むファッション・ライフスタイル分野の海外ブランド発掘を進める。海外ブランドを韓国に紹介し、オンラインと実店舗の双方で商品に触れられる機会を増やす方針だ。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News