中国は国際地球・月キューブサット・コンステレーション大規模科学プロジェクトを始動
このニュースをシェア
【9月12日 CGTN Japanese】中国はこのほど、国際地球・月キューブサット・コンステレーション大規模科学プロジェクトを正式に始動しました。多くの国と協力して地球から月までの宇宙空間に衛星群(コンステレーション)を配置する取り組みであり、初期計画としては2030年ごろまでには全衛星の打ち上げと配備を完了し、地球と月の間の宇宙空間における系統的な観測を実現し、世界における研究の空白域を埋めることを目指します。
具体的には、重量が30キロ以下の12Uのキューブサット(超小型衛星)30基を6回に分けて、1対3の地球・月共鳴長楕円軌道に配置します。1対3の地球月共鳴長楕円軌道は特殊な軌道であり、楕円軌道を周回する衛星は近地点では地球に近づき、遠地点は月に近づき、地球と月の引力共鳴効果を利用した安定した運行を維持します。1対3とは、衛星の公転周期と月の公転周期が1対3という簡単な整数比であることを意味します。
この計画ではまた、複数の衛星による多くの場所での同時観測により、宇宙天気現象の推移の過程を完全に捉えることが可能であり、ガンマ線バーストの測位精度を1秒角未満にまで向上させることが可能です。これは人類の天文観測史上における画期的な精度の達成です。
地球・月空間は、地球低軌道から約200万キロメートル離れた距離まで広がっており、将来の有人月面着陸や月探査基地の建設における中心的な活動エリアです。
この計画には現在までに、タイ、セルビア、エジプト、セネガル、インドネシアなど多くの研究機関が参加しました。第1段階の研究と製造はすでに始まっており、衛星本体、搭載機器、追尾管制といった主要システム全体の基本設計や妥当性の検証は間もなく完了する見通しです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News