韓国半導体株、AI需要が金利懸念を上回る…サムスン電子5.68%、SKハイニックス8.26%上昇
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【09月08日 KOREA WAVE】金利上昇への懸念が強まるたびに軟調となっていた韓国内外の半導体株が、異例の強さを見せている。証券業界では次世代AIモデルを巡る競争が激しくなる中、メモリーが「枯渇」するほどの供給不足に陥る可能性も指摘されている。AI産業が金利負担を上回る業績相場に移り、株式市場が転換点を迎えたとの分析も出ている。
韓国取引所によると、7日のサムスン電子株は前営業日比5.68%、SKハイニックス株は8.26%上昇した。半導体株の急伸を受け、KOSPIも308.18ポイント(4.61%)高の6995.39で取引を終え、7000の大台に迫った。外国人投資家と機関投資家はそれぞれ2兆5525億ウォン、2兆6398億ウォンを買い越した。
米国で追加利上げへの警戒が強まったにもかかわらず、半導体株には買いが集まった。米国の8月の非農業部門雇用者数は前月から16万2000人増え、市場予想を大きく上回った。9月の利上げ確率も58%台に上昇したが、4日のニューヨーク市場ではマイクロンが6.1%、サンディスクが11.9%上昇し、フィラデルフィア半導体株指数も3.38%高となった。
通常、金利上昇は企業の資金調達コストを押し上げ、将来利益の現在価値を低下させるため株価の重荷となる。ただ今回は、堅調な雇用が景気後退への懸念を和らげ、AI投資が続くとの期待を高めた影響の方が大きかったとの見方が出ている。
証券業界では、金利よりもメモリー市況そのものが株価を左右しているとの分析もある。トス証券のイ・ヨンゴン・リサーチセンター長は、利上げは負担になるものの、半導体市況が続くかどうかの方が株価に直接影響すると説明した。ハナ証券のファン・スンテク・リサーチセンター長も、利上げはすでに市場が予想していた一方、投資家が懸念するのは強い半導体需要がいつ鈍化するかだと指摘した。
AI需要への期待をさらに高めた要因として、オープンAIの「GPT-6アストラ」公開が挙げられている。ユジン投資証券のソン・インジュン研究員は、AIに複雑な業務を任せられる範囲が広がれば、有料利用や売り上げ、演算インフラへの投資も拡大する可能性があると分析した。
供給面の制約も半導体企業の利益拡大への期待を支えている。KB証券は2027年の世界のAIインフラ投資額が前年比60%増の1兆3000億ドルに達すると予想。AIサーバーが広帯域メモリー(HBM)、サーバー向けDRAM、企業向けSSDの需要を同時に押し上げる一方、HBM4の生産拡大が汎用DRAMの生産余力を圧迫し、供給不足が深刻になる可能性があるとみている。
一方、AI投資が続けば半導体需要が増えると同時に資金需要や成長期待も高まり、金利上昇につながる可能性があるとの見方もある。NH投資証券のチョ・スホン・リサーチセンター長は、AI投資が継続するなら高金利と高成長が共存する「ニューノーマル」と捉えるのが妥当だと説明した。
ただ、今回の株価上昇を構造的な転換点と断定するのは早いとの慎重論もある。未来アセット証券のソ・サンヨン本部長は、新たなAIモデルによってより多くの推論処理や半導体が必要になるとの期待が反映されたものの、こうした上昇の論理はこれまでも繰り返されてきたと指摘した。
長期的な株価上昇には、AIを導入した企業の生産性や利益が改善し、AIサービスの利用拡大とサーバー、メモリーへの再投資につながる好循環が必要との見方も示された。半導体株が過去の高値を再び目指す場合でも、実際の業績拡大を確認できるかが重要になるとみられている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News