【9月8日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は7日、カナダの航空機大手ボンバルディアに対し、米国内で機体を製造しない限り米国での販売を認めないとけん制し、貿易摩擦を激化させる中、両国間の貿易条項は「不公平かつ不当だ」と不満をあらわにした。

トランプ氏がSNSでボンバルディアへの怒りをあらわにするのは今年2度目。ボンバルディア機は米国内で数千機運用されている。

カナダ政府は8日、トランプ政権がカナダからの一部輸入品に50%の追加関税を発動したことへの対抗措置として、米国から輸入する一部品目に15~50%の関税を発動した。

トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」にすべて大文字で「米国でボンバルディアの販売はこれ以上認めない!」と投稿したが、どのように実現するかについては具体的に言及しなかった。

さらに、「われわれの市場を望むなら、ここ(米国)で製造しなければならない。米国を『貯金箱』のように扱うのをやめなければならない」「カナダは米国の素晴らしい銀行や企業を同国市場から締め出しているが、その時代は終わった!」と主張した。

トランプ氏によれば、米国市場はボンバルディアの収益の半分以上を占めているという。

これに対しボンバルディアは7日の声明で、「米国での事業拠点の拡大や、47州の約2800社の米国企業で構成されるサプライチェーン(供給網)を通じて」、全米で数万人の雇用の場を創出していると反論。

「米国の航空宇宙産業は貿易と輸出において明確な勝者だ」「ボンバルディアは同業界に大きく貢献している」と付け加えた。

ボンバルディアは、同社の機体が「素晴らしい米国企業によって供給されるエンジン、航空電子工学装置などの米国製部品で製造されている」とし、年内にインディアナ州フォートウェインの新工場が稼働する計画だと説明した。(c)AFP