【9月8日 AFP】北欧フィンランドは7日、ロシアと接する東部国境に不法移民を利用した不安定工作を阻止するため建設した全長200キロの国境フェンスを公開した。

フィンランドは2023年12月、不法移民1300人以上が押し寄せたことを受けロシアとの1340キロに及ぶ国境を閉鎖した。

それ以来、個別的な不法入国が数件確認されたのみで、状況は落ち着いている。

マリ・ランタネン内相は2023年末に閉鎖された南東部ヌイヤマー国境検問所近くでAFPに対し、「現在は平穏だが緊張が続いており、明日どうなるかはまったく分からない」「状況は極めて急速に変化する可能性があり、だからこそ我々は高度な警戒を怠らない必要がある」と語った。

ランタネン内相は、戦略的な重点エリアに設置され、カメラやセンサー、有刺鉄線が備えられた高さ4.5メートルのフェンスの脇に立ち説明を行った。

フィンランドは2023年、ロシアが第三国出身の不法移民をフィンランド国境へと誘導する「ハイブリッド戦争」を仕掛けていると非難したが、ロシア側は否定した。

この事態は、フィンランドが2023年4月に北大西洋条約機構(NATO)へ加盟し、数十年間にわたる軍事的非同盟を放棄したわずか数か月後に発生した。(c)AFP