【9月8日 AFP】インド西部グジャラート州バウナガルで、交際相手の女性を殴り殺した疑いで逮捕した容疑者の男に対し、警察が公然と打擲(ちょうちゃく)を加えた。地元メディアが6日、報じた。打擲の映像はインターネット上に拡散し、賛否両論の反応が巻き起こっている。

最高裁が見せしめを禁止する判決を出しているにもかかわらず、インドでは警察が容疑者を市中引き回しにしたり、暴行を加えたりすることは珍しくない。

当局は今回のむち打ちについて、殺人容疑の残虐性に対する措置だったと説明している。

警察は4日、現場検証のためファイザル・ラカーニ容疑者を事件現場へ連行し、その場で暴行。暴行の映像はソーシャルメディア上で広く共有された。

映像には、両腕を縄で縛られたラカーニ容疑者が、制服警察官に竹製の警棒で脚や尻を繰り返し打たれる場面が映っている。

同容疑者はバスターミナルでも足をたたかれた。

主要紙タイムズ・オブ・インディア紙によると、警察官のD・P・ウナドカット氏は「女性に対する犯罪は厳粛に受け止められなければならない。何人たりとも同様の犯罪を犯そうと思わないよう、見せしめとして彼を打擲した」と説明。

主要紙インディアン・エクスプレスによると、ウナドカット氏は「こうすることで、犯罪者は警察を恐れるようになる」とも述べた。

容疑者への打擲をめぐり、ソーシャルメディア(SNS)では称賛の声も上がっているが、非難する声もある。

X(旧ツイッター)では複数のユーザーが、容疑者はまだ裁判で有罪と決まったわけではない点を指摘した。

バウナガル警察のニテシュ・パンディ署長はAFPの取材に対し「コメントすることは何もない」と述べた。(c)AFP