ネパールのアッパートリシュリ1水力発電所のトンネル内で中国人の生存者を発見した瞬間=韓国海外緊急救助隊提供(c)NEWSIS
ネパールのアッパートリシュリ1水力発電所のトンネル内で中国人の生存者を発見した瞬間=韓国海外緊急救助隊提供(c)NEWSIS

【09月08日 KOREA WAVE】ネパールのアッパートリシュリ1水力発電所のトンネル内で、韓国海外緊急救助隊(KDRT)が中国人の生存者1人を救出した。救助隊員のヘルメットに取り付けられたカメラが、暗闇の中で生存者を発見する緊迫した瞬間を捉えていた。

現地時間5日午後、真っ暗なトンネル内を懐中電灯で照らしながら生存者を捜していた救助隊員が、かすかな人影を発見した。生存者はトンネル内部の上方にある鉄筋の柱が立つ場所で救助を待っていた。

救助隊員は「生存者」と声を上げ、「大丈夫ですか」と呼びかけた。別の隊員も「生存者を見つけた」と周囲に知らせた。

隊員らが近づいて出身国を尋ね、中国籍であることを確認した。発見時、生存者は上半身に長袖の服を着ていたが、下半身は下着姿で、靴は履いていなかった。

ネパールのアッパートリシュリ1水力発電所のトンネル内で中国人の生存者を発見した瞬間=韓国海外緊急救助隊提供(c)NEWSIS
ネパールのアッパートリシュリ1水力発電所のトンネル内で中国人の生存者を発見した瞬間=韓国海外緊急救助隊提供(c)NEWSIS

急いで降りようとする生存者に対し、救助隊は「ゆっくり」と声をかけ、安全に降りるのを手助けした。生存者は自力で鉄骨構造物につかまり、トンネル下部まで降りられるほど健康な状態だった。

救助の様子は隊員のヘルメットに装着されたカメラに記録され、6日に公開された。

救助隊はこの生存者から、近くにもう1人いたとの証言を得た。これを受け、トンネル内部の捜索を続ける方針だ。

今回の救出は、KDRTが2007年に設立されて以来9回目となる。同隊は2023年2月のトルコ地震でも生存者8人を救出している。

隊員らは堰付近のトンネルの捜索を継続しているほか、発電所施設や、行方不明者が洪水発生時に避難した可能性があるイエローブリッジ周辺で、ドローンを使った捜索も進める。

トリシュリ川上流の堰は、大洪水の際に韓国人作業員1人が勤務していたとみられる場所で、発電所施設も韓国人8人が行方不明になった地点と推定されている。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News