【09月08日 KOREA WAVE】
OBビール提供(c)news1
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韓国ビール大手のOBビールが「カナダ発のウォッカハイボール」として韓国内で発売したRTD(缶入りチューハイ・カクテル飲料)「ニュートラル(NUTRRL)」について、韓国国内で流通している商品にはカナダ産の原料が一切使われておらず、主原料のウォッカ原酒に中国産が使用されていることが分かった。現行の表示基準上は直ちに違法とは言えないものの、同社が「カナダ人気No.1」などを前面に押し出して販売していることから、消費者に誤認を与える恐れがあるとの指摘が出ている。

業界関係者によると、OBビールが韓国内で販売する「ニュートラル」には、中国・青島(チンタオ)に拠点を置くOEM・ODM(相手先ブランドによる生産)メーカーが製造したウォッカ原酒が使われている。このメーカーは、OBビールの親会社である世界最大手アンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)などのグローバル企業へ酒類原酒を継続的に供給している。

「ニュートラル」は2017年にカナダで誕生したウォッカベースのRTDブランドで、北米市場で急成長を遂げた。OBビールは今年7月下旬、「カナダ1位のウォッカハイボール」とのキャッチコピーを掲げ、韓国内のコンビニエンスストアや量販店で販売を開始した。

しかし、北米で販売されている現地生産品とは異なり、韓国向けの商品はレシピや原材料の調達先が根本から異なる。中核原料であるウォッカをはじめ、果汁などの他原料にもカナダ産は使われていない。

これに対しOBビール側は、親会社のグローバルな調達網を活用し、品質や安定供給、韓国人の嗜好を考慮して官能評価をした結果、現在の原酒を選定したと説明している。「各国の状況に応じたグローバル展開の一環」とし、品質自体に問題はないとの立場だ。

韓国内の食品表示基準上、義務付けられた原産地表示要件を満たしていれば法的な違反には当たらない。だが、「カナダのハイボール」というイメージを前面に出しながら実際には中国産原酒を使用している実態に対し、ブランドのイメージ戦略と消費者の受け止めとの乖離を懸念する声が上がっている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News