【9月7日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、来年3月に行われるFIFA会長選に出馬することが6日、明らかになった。同連盟の広報担当者が明かした。

広報は「会長は(今年)4月の時点で2027年までの再選を目指す意向を示しており、何も変わっていない。予定通り出馬する」と説明。再選されれば、インファンティーノ氏の任期は最終4期目となり、2031年まで世界のサッカー界の頂点にとどまることになる。

スイス出身のインファンティーノ氏は7月下旬、FIFA主催大会に民間資金を導入する構想「FIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)」を発表したものの、欧州サッカー連盟(UEFA)などの猛反発を受け撤回に追い込まれていた。

UEFAはこの構想を「犯罪的な管理不行き届き」と糾弾し、一時は男女W杯を含む全FIFA主催大会のボイコットを警告した。その後ボイコット自体は撤回したものの、インファンティーノ氏の退陣要求姿勢は崩しておらず、米国で文書開示請求を行うなどスイスでの法的措置も視野に入れている。

UEFAの動きには、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)やアジアサッカー連盟(AFC)も呼応しており、3連盟は先月、「サッカーの指導力は個人の所有物ではない」と厳しく非難する共同書簡を提出した。

一方で、2034年W杯開催国のサウジアラビアをはじめ、アフリカサッカー連盟(CAF)や南米サッカー連盟(CONMEBOL)はインファンティーノ氏への支持を表明している。FIFA側も今月に入り、UEFAの一連の動きは「中傷キャンペーン」だとして猛反発している。

モロッコ・ラバトで開催される次期会長選の立候補届出期限は11月18日となっており、2016年に就任したインファンティーノ氏は、現在までに出馬表明している唯一の候補者となっている。

対立候補としては、CONCACAFのビクター・モンタグリアーニ会長らの出馬が取り沙汰されている。(c)AFP