韓国個人情報保護委、2027年予算案9960億ウォン…情報流出の予防体制を強化
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【09月07日 KOREA WAVE】韓国の個人情報保護委員会は4日、2027年度予算案として9960億ウォン(約1140億円)を編成したと発表した。2026年の7290億ウォン(約836億円)から37%増やし、個人情報流出の予防や人工知能(AI)時代を見据えた安全なデータ活用を強化する。
予算案は、予防体制の拡充やAX革新に伴う安全なデータ活用、国民の権利保護、個人情報の侵害・流出事故への対応、地方主導の成長事業などに充てる。
予防体制の拡充には730億ウォン(約84億円)を計上し、2026年の310億ウォン(約36億円)から137%増やす。個人情報保護の自主的な環境整備に310億ウォン(約36億円)、事前予防体制の構築に新たに430億ウォン(約49億円)を投入する。
個人情報の侵害・流出事故への対応では、侵害防止に800億ウォン(約92億円)、事故調査支援に60億ウォン(約7億円)を計上した。訴訟支援は2026年の80億ウォン(約9億円)から160億ウォン(約18億円)に倍増させ、デジタルフォレンジックセンターや技術分析センターの運営など調査・点検能力の強化にも充てる。
個人情報流出による被害救済も拡充する。企画予算処が進める統合基金「公益通報奨励基金」(仮称)に1580億ウォン(約181億円)を反映し、このうち流出の通報報奨金に940億ウォン(約108億円)、被害拡大防止と予防体制の運営に510億ウォン(約59億円)、被害回復支援の試験事業に130億ウォン(約15億円)を充てる。
AI産業の活性化に向けた安全な個人情報利用には220億ウォン(約25億円)を計上し、2026年の140億ウォン(約16億円)から51%増やす。個人情報保護委員会はAXのプライバシーリスク管理体制を構築するとともに、個別の安全対策を前提としてAI技術の開発過程で個人情報の利用を認める特例を導入する方針だ。国家間の安全なデータ移転も促進する。
このほか、安全なデータ活用支援に530億ウォン(約61億円)、AIによる個人情報保護・活用技術の開発に200億ウォン(約23億円)、個人情報の安全活用に向けた先導技術の開発に820億ウォン(約94億円)を計上した。個人情報のデータ転送要求権の保障にも970億ウォン(約111億円)を充て、マイデータの基盤整備を支援する。
ソン委員長は「事前の実態点検などを通じ、予防を中心とした個人情報保護体制を強固にし、個人情報流出の被害を受けた国民の権利向上に重点を置いた」と説明。「国民の大切な個人情報を安全に守り、活用できる環境を継続して整えていく」としている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News