映画館の車いす席、一般開放巡り賛否…韓国・人気作「完売」で議論過熱
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【09月07日 KOREA WAVE】人気映画のチケット入手が困難を極めるなか、映画館の車いす用観覧席を一般客にも開放すべきかどうかを巡り、韓国のインターネット上で賛否両論の議論が巻き起こっている。
発端となったのは、ソウル市内のシネマコンプレックス「CGV龍山アイパークモール」にあるIMAXシアターの予約画面がSNS(交流サイト)に投稿されたことだった。クリストファー・ノーラン監督の映画「オデュッセイア」の上映回で、全624席のうち一般席は完売している一方、6席の車いす用観覧席のみが空席のまま残されていた。
投稿者は「一般席が埋まっているのに車いす席だけ空いているケースをよく見かける。上映前日までに売れ残った車いす席は一般席に切り替えて予約できるようにしてはどうか。制度として非効率で劇場側の収入減にもつながる」と問題提起した。
これに対しネット上では、「空席のまま上映されるなら一般客が利用できる仕組みを検討してもいいのではないか」と同調する声が上がった。
一方で強い反対意見も相次いだ。「直前になって観覧を希望する障害者が現れた場合、鑑賞の機会を奪うことになる」「健常者は他の上映回やシアターを選ぶ余地があるが、車いす利用者は専用スペースがなければ観覧そのものができない」「健常者に数百の選択肢があるなか、障害者に残されたわずか数席すら奪おうとするのか」といった反発の声が寄せられている。
韓国の「障害者等利便増進保障法」では、映画館や公演場などの施設に対し、全座席の1%以上を障害者用観覧席として設置することを義務付けている。専用シアターでの記録的なヒットに伴い、バリアフリー座席の運用を巡る議論が浮き彫りとなった形だ。
(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News