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【09月06日 KOREA WAVE】韓国の医療過疎地、新安郡が6回にわたる募集の末、保健所で勤務する60代の医師1人を採用した。月給を当初の3倍となる3300万ウォン(約360万円)に引き上げたところ、それまでゼロだった応募者が6人に増えた。

新安郡の保健所は、勤務するシニア医師1人を最終選考で採用したと明らかにした。

8月31日に最終合格した60代の医師は、10月1日から1年間勤務する。予防接種前の診察や非対面・遠隔診療連携のモデル事業などを担当する。

新安郡は2025年に2回、2026年に入ってからも3回、シニア医師の採用を募集したものの、応募者は1人もいなかった。

そこで月給を3300万ウォン(約360万円)に大幅に引き上げた結果、6人から応募があった。この金額は週5日勤務の場合の税引き前の月給で、年収では3億9600万ウォン(約4400万円)に達する。月給のうち550万ウォン(約61万円)は政府の支援金で、残る2750万ウォン(約300万円)は新安郡が独自予算で負担する。

当初の募集で提示した月給は1100万ウォン(約120万円)だった。応募者が現れなかったため、2026年初めに1300万ウォン(約140万円)へ200万ウォン(約22万円)引き上げたが、それでも応募はなく、最終的に当初の3倍まで増額した。

韓国政府のシニア医師支援事業は、地域の医療空白や必須医療分野の人材不足を解消するため、退職した医師や経験豊富な60歳以上の医師を地域の公共医療機関や保健所が採用できるよう支援する制度だ。

島々で構成される新安郡は、韓国でも代表的な医療過疎地とされる。現在、地域内にある16カ所の保健支所のうち、半数の8カ所で医師が不在となっている。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News