ソウル・景福宮を訪れ、記念撮影する外国人観光客(c)news1
ソウル・景福宮を訪れ、記念撮影する外国人観光客(c)news1

【09月05日 KOREA WAVE】今年1~7月に海外へ出国した日本人旅行者のうち、約3割が韓国を訪れていたことが韓国文化体育観光省のまとめで分かった。日本人出国者全体に占める訪韓客の割合は28・03%に達し、過去最高を記録。円安に伴う近場志向や航空路線の拡大、Kカルチャー(韓国文化)人気の定着が追い風となっている。

文化体育観光省によると、今年1~7月に韓国を訪れた日本人旅行者は前年同期比18・8%増の228万159人だった。同期間の日本人の総出国者数は813万5903人(同4・1%増)にとどまっており、海外旅行先として韓国を選ぶ動きが際立っている。国・地域別のシェアでは、2位の米国(13・14%)や3位の台湾(9・35%)などを大きく引き離して首位となった。

背景には、原油高や円安の影響で長距離便の負担が増す中、航空各社が日韓路線の運航を増やしたことがある。7月時点の週間提供座席数は34万9000席に拡大し、ソウルだけでなく清州(チョンジュ)や済州(チェジュ)、金海(キメ)といった地方空港への直行便を利用する日本人も急増した。

また、日本の輸入化粧品市場で韓国産が首位を維持するなど、コスメや食品が日本の生活に深く浸透していることも影響している。SNSなどを通じて話題のカフェや伝統市場、生活雑貨店などを巡る個人旅行者が増え、文化体験が観光需要を牽引している。

韓国政府は9月の大型連休や10月に東京で予定される観光イベントなどを通じ、さらなる誘致を進める方針だ。文化体育観光省のカン・ジョンウォン観光政策室長は「航空座席の増加や文化人気、為替要因が重なり訪韓市場を牽引している。日韓観光当局間の協議を通じて両国の交流拡大と均衡ある発展を進めたい」と話している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News