畑の近くでつながれて飼育されている犬=動物福祉問題研究所アウェア提供(c)news1
畑の近くでつながれて飼育されている犬=動物福祉問題研究所アウェア提供(c)news1

【09月05日 KOREA WAVE】韓国で、ペットを猛暑や厳寒の中に放置したり、餌や水を十分に与えなかったりした飼い主に最大100万ウォン(約11万5000円)の過料を科す動物保護法改正案が国会常任委員会を通過した。動物が実際にけがや病気になる前でも、劣悪な飼育環境に行政が介入できるようにする狙いだ。

動物福祉問題研究所アウェアによると、国会農林畜産食品海洋水産委員会が2日の全体会議で改正案を可決した。現行規則は、屋外飼育で暑さや寒さ、雨、直射日光を避ける場所を確保し、つなぐ場合は原則2メートル以上のリードを使うこと、適切な餌と清潔な水を与え、飼育場所を清潔に保つことなどを求めている。

これまでは義務違反だけで制裁するのは難しく、けがや病気など実害が出て初めて動物虐待として処罰できた。改正案が本会議でも可決されれば、日陰や犬小屋のない屋上への放置、無人の畑につないだまま状態を確認しないケース、多数の動物を劣悪な環境で飼う「アニマルホーディング」なども行政介入の対象となり得る。

改正案には、動物を死なせたりけがを負わせたりした虐待犯罪者に対し、裁判所が一定期間、動物の飼育・管理・保護を禁じる「動物飼育禁止命令」も盛り込まれた。アウェアのイ・ヒョンジュ代表は、被害が深刻化する前の介入につながると評価する一方、動物の種類や特性に応じた具体的な飼育基準の整備が必要だと指摘した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News