韓国サムスン、中東・アフリカのスマホ市場で首位…市場縮小でも出荷30%増
このニュースをシェア
【09月05日 KOREA WAVE】韓国サムスン電子が、中東・アフリカのスマートフォン市場で出荷台数を30%伸ばし、シェアを30%台に引き上げた。
市場調査会社カウンターポイントリサーチによると、2026年第2四半期の中東・アフリカのスマートフォン市場で、サムスン電子は出荷台数ベースで32%のシェアを獲得し、首位となった。2025年同期の22%から10ポイント上昇し、出荷台数も前年同期比30%増えた。
一方、中東・アフリカ全体のスマートフォン出荷台数は10%減少した。メモリーの供給不足による端末価格の上昇で低価格スマートフォンの供給が大幅に減り、この市場に強かった中国メーカーが打撃を受ける中、サムスン電子はシェアを拡大した。
2位のテクノは、シェアが2025年第2四半期の17%から15%に低下。サムスン電子との差は5ポイントから17ポイントに広がり、出荷台数も21%減少した。
3位のシャオミも、シェアが16%から12%へ4ポイント低下し、出荷台数は34%減少。主要メーカーの中で最大の減少幅となった。一方、アップルはシェアを8%から10%へ伸ばし、出荷台数も14%増加した。
市場の明暗を分けたのは、250ドル以下の低価格スマートフォンだった。この価格帯の出荷台数は前年同期比26%減と、価格帯別で最大の落ち込みを記録した。
カウンターポイントリサーチは、メモリーの供給不足が続く中、メーカーが限られた部品を収益性の高い上位モデルに優先的に割り当てたことで、低価格製品の供給が大きく減ったと分析した。
同社のアハマド・シェハブ上級研究員は、メモリー危機が市場全体を直撃したものの影響は均等ではなく、トランシオンとシャオミは販売の多くがメモリー価格上昇の影響を受けやすい低価格帯に集中していたため、特に大きな打撃を受けたと説明した。
これに対し、低価格製品の供給減はサムスン電子がシェアを伸ばす契機となった。競合他社が満たせなかった需要をサムスン電子が相当部分取り込み、市場平均を大きく上回る成長を記録したという。ギャラクシーA07とA17が好調だったほか、最近発売されたギャラクシーS26シリーズも成長を支えた。
シェハブ上級研究員は、第2四半期が当初から2026年で最も低調な四半期になると予想されていたことに加え、イスラム暦とグレゴリオ暦の違いから上半期の販売繁忙期が第1四半期に集中したことも、市場全体の減少に影響したと分析した。
また、中東・アフリカでは低価格製品から比較的高価格のスマートフォンへ販売比率が移る傾向もみられた。ただ、消費者が自発的に高価格製品を好むようになったとはみられず、部品不足による価格上昇と低価格製品の供給減が影響したという。5Gスマートフォンの出荷台数が前年同期比8%増えたことも、こうした供給構造の変化によるものと分析している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News