韓国テレピックス、衛星が撮影位置を自動特定…軌道上でAI実証に成功
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【09月05日 KOREA WAVE】韓国の宇宙人工知能(AI)企業テレピックス(TELEPIX)は4日、運用中のAI衛星「BlueBON」を使い、衛星が撮影した画像の位置を地上局の支援なしで自動的に推定し、幾何補正する実証に2回成功したと発表した。衛星に搭載したAIが撮影直後に画像を分析し、実際の地上位置を特定した。
メガ・ニュース(MEGA News)のパク・ヒボム記者の取材によると、実証には、重さ15キロ級のBlueBONと、衛星に搭載したGPUベースのAIコンピューター「TetraPLEX」を使用した。撮影後、衛星上のAIが画像の幾何補正と位置分析を実施し、結果を実際の地図と重ね合わせた。研究チームは主要な地形が地図上で正確に一致することを確認した。AI向けに最適化した容量の小さい基準データを利用した点も特徴という。
最初の実証は8月21日、米カリフォルニア州のアップルパーク周辺を撮影した画像で実施した。画像を12区間に分けて分析し、全区間で参照画像との照合に成功した。8月24日にハンガリーのホルトバージ地域で実施した2回目の実証でも、計36区間の位置を正常に特定した。
AIによる照合処理にはそれぞれ19.4秒と35秒かかり、1区間当たりでは約0.5秒だった。2回の実証で測定された位置の残差はそれぞれ11.4メートルと9.7メートルだった。
テレピックスのクォン・ダロンセ最高データサイエンティスト(CDS)は、衛星が画像内の地形の特徴を分析し、撮影位置を約10メートル級の精度で自ら確認できることを実際の宇宙軌道上で検証したと説明した。空間解像度4.8メートルを基準に、商用衛星水準の精度だとしている。
2回目の実証では、実際の撮影位置が当初の計画地点から約21.9キロ離れていたが、正確な位置の特定に成功した。事前に36キロの広域探索範囲を設定し、位置のずれに対応できるよう設計したという。
同社は、撮影画像を地上へ送って別途処理することなく、衛星に搭載したAIが撮影直後に実際の地上位置を探し、地図上の座標と照合できたとしている。こうしたAIによる幾何補正を実際の衛星上で自動処理し、軌道上で検証したのは世界で初めてだと説明した。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News