ソウル・汝矣島漢江公園のシャワー室=参考資料、ソウル市提供(c)news1
ソウル・汝矣島漢江公園のシャワー室=参考資料、ソウル市提供(c)news1

【09月04日 KOREA WAVE】ソウルの南山を走るランナー向けにソウル市が設置した無料の公共シャワー室で、一部利用者による迷惑行為が問題になっている。

ソウル市中部公園余暇センターによると、南山ランナーシャワー室の男性用ブースでは2026年1月と7月、利用者が排便し、そのまま放置する事例がそれぞれ1件確認された。

このシャワー室は、市民の健康増進を目的とするオ・セフン(呉世勲)ソウル市長の運動施設拡充政策の一環として2025年10月にオープンした。南山が韓国内外の人々にランニングや自転車を楽しむレジャー・観光スポットとして人気を集めるなか、運動の前後に無料でシャワーを浴び、着替えられる施設として整備された。

ソウル市は1月に不適切な利用を初めて確認した後、男女のシャワー室に利用マナーの順守を求める案内文を掲示。「最近、ドライヤーの紛失やシャワーブース内で排便する深刻な事例が発生した」とし、こうした行為は他の利用者に大きな不快感を与え、備品の提供中止など運営上の制限につながる可能性があると注意を呼びかけた。

しかし7月、同様の行為が再び発生した。2件はいずれも男性用シャワー室だったが、同一人物によるものかは確認されていない。残された排せつ物は現場の管理スタッフが直接清掃したという。

市の関係者は「シャワー室に入った後、突然トイレに行きたくなったのではないか。シャワースペースを一つ一つ監視することはできないため、現在は案内や注意喚起を強化している」と説明した。

施設を利用する際は、中部公園余暇センターの入り口で名前と入場時刻を手書きで記入し、QRコードによる認証も必要となる。ただ、プライバシー保護のため各シャワーブースは1人用の個室となっており、内部の状況を確認するのは難しい。

南山をよく走る40代の会社員は「税金で整備され、無料で便利に使える施設でこのような行為をするのはあまりにも無責任だ。自分が残したものを別の人が片付けなければならないと考えれば、簡単にはできないはずだ」と話した。

韓国では道路や公園など多くの人が集まったり通行したりする場所で、排せつした後に処理しなかった場合、軽犯罪処罰法により5万ウォン(約5000円)の反則金が科される可能性がある。

2025年10月の開設から2026年8月27日までの利用者は1万2862人。ソウル市は約1年間で確認された事例が2件にとどまることから、ごく一部の利用者による問題とみている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News