2019年6月30日、板門店で握手を交わすトランプ米大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記(c)Reuters/news1
2019年6月30日、板門店で握手を交わすトランプ米大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党総書記(c)Reuters/news1

【09月04日 KOREA WAVE】トランプ米大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記による首脳接触が、早ければ11~12月に実現する可能性があるとの見方が示された。米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)が3日に開いた対談で、ビンセント・ブルックス元在韓米軍司令官らが指摘した。

ブルックス氏は、米国主催の主要20カ国・地域(G20)首脳会議が12月14、15日にマイアミで開かれることを踏まえ、11~12月を米朝接触が具体化する重要な時期とみている。一方、交渉開始前に北朝鮮が存在感を高めるため、挑発に踏み切る可能性があるとも警告した。

ブルックス氏は、北朝鮮が「より危険な相手」と認識されることで米国を対話に引き出そうとする可能性があると分析。9月に予定される習近平国家主席とトランプ氏の米中首脳会談直前が、こうした動きに出る時期になり得るとの見方を示した。北朝鮮の動きは米国と中国の双方に向けたメッセージになるとも指摘した。

対談に参加したCSISのビクター・チャ韓国担当上級研究員も、11月からG20までの間に接触するとの見方に同意した。トランプ氏がG20首脳会議にキム総書記を招待する可能性についても「想像できる」とし、米国開催の国際会議を米朝接触の舞台として利用する可能性を挙げた。

チャ氏は、北朝鮮がトランプ政権発足後、核実験や長距離弾道ミサイルの発射実験を控えていることを、トランプ氏が自らへの「脅威ではなく、敬意を示す行動」と受け止めていると分析した。キム・ヨジョン(金与正)朝鮮労働党部長の最近の談話についても、米国に対話の条件を求める一方、キム総書記がトランプ氏との過去の会談を好意的に記憶していると述べ、対話の余地を残したとの見方を示した。

チャ氏はさらに、トランプ氏が北朝鮮の事実上の核保有国としての地位を受け入れることに、大きな抵抗を感じない可能性があると指摘した。北朝鮮の核保有を自身の失策ではなく、過去35年間にわたる米歴代政権の対北朝鮮政策の結果と捉え、現在の状況を前提に交渉に臨む可能性があるとの見方を示した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News