2日、仁川のインスパイア・リゾートで開かれた第22期民主平和統一諮問会議米州地域会議の平和共存政策対話で発言するイ・ジェミョン(李在明)大統領(c)news1
2日、仁川のインスパイア・リゾートで開かれた第22期民主平和統一諮問会議米州地域会議の平和共存政策対話で発言するイ・ジェミョン(李在明)大統領(c)news1

【09月03日 KOREA WAVE】韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領は2日、「朝鮮半島の平和はわれわれだけの問題ではない。近くは北東アジアの安全、遠くは世界平和の核心的課題だ」と述べ、「重大な課題の直接の当事者として、戦時作戦統制権の返還を通じて責任を果たす」と表明した。

イ・ジェミョン大統領は仁川市内のリゾートで開かれた「第22期民主平和統一諮問会議米州地域会議」で、「ドナルド・トランプ大統領の決断により、朝鮮半島情勢が変化する可能性が少しでも生まれた以上、米朝間の信頼構築と対話再開に向けた建設的な議論の環境をわれわれがつくっていかなければならない」と述べた。

さらに「韓国は世界と緊密につながっている。しかし、最も近くあるべき南と北は依然として、完全に断絶している」と指摘。「共に前進するために使える力を、互いに対立し、対決することに浪費している。本当に不幸なことであり、必ず変えなければならない厳しい現実だ」と語った。

その上で「80年以上にわたって積み重なった壁だ。待っているだけでは崩れない。だからこそ、われわれが動かなければならない。ただし、急がず、進むべき方向を明確に定めて動かなければならない」と強調した。

イ・ジェミョン大統領は光復節の演説で示した「互いを尊重する包摂的な平和共存」「戦う必要のない安定的な平和共存」「世界平和に貢献する責任ある平和共存」という3つの青写真に触れ、「道しるべを立てた以上、今こそ前に進む時だ」と述べた。

また、「安定的で責任ある平和共存のため、平和を構造として定着させなければならない」とし、「国内政治の変化や国際情勢の浮き沈みによって緊張が再び繰り返されないよう、対立と対決を前提とした休戦体制を、協力と繁栄に基づく平和体制へ必ず変えていかなければならない」と訴えた。

「朝鮮半島平和の主役であり当事者は、まさにわれわれだ」とも述べ、「自ら判断し、自ら動く時、われわれの言葉に重みが生まれる。そして韓国にはその力がある」と強調した。

南北分断については、「非常に長い時間が過ぎたように感じられるが、歴史を大きな視点で見れば、われわれが離れているのはほんの一瞬にすぎない」と語った。

さらに、作家キム・ヨンハ(金英夏)氏の長編小説「黒い花」の一節を引用し、「南北対話の時計は7年間止まっている。壁はさらに高くなり、道は見えない」と指摘。それでも「歩いていかなければならない。われわれが先に歩けば道になる。それこそが、われわれの世代の責任であり使命だ」と呼びかけた。

米州地域会議は「朝鮮半島の平和共存に向けたグローバルな連帯」をテーマに4日まで4日間開かれる。会議にはチョン・ドンヨン(鄭東泳)統一相やカン・チャンイル(姜昌一)民主平和統一諮問会議首席副議長をはじめ、北米、中米、南米の24カ国から約750人の諮問委員が出席した。

カン首席副議長は「南北が完全に行き詰まっている中、北朝鮮の立場になって考えてみよう。方針が大きく変わる韓国の政策を見て、完全に信頼を失ってしまった」と述べた。その上で、イ・ジェミョン大統領の「扉をたたき続ける」との発言について、「忍耐を持って信頼を築くという宣言だった。少しずつ解きほぐされていくと確信している」と語った。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News