ソウル市内の飲食店街(c)MONEYTODAY
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【09月03日 KOREA WAVE】韓国で高物価と就職難が続くなか、若者が友人との付き合いにかかる費用まで減らす「フレンドフレーション」が広がっている。友人を意味する「フレンド」と物価上昇を意味する「インフレーション」を組み合わせた言葉で、外食やカフェ、飲み会だけでなく、誕生日プレゼントや慶弔費などの負担が増え、人間関係そのものを「費用」と捉える傾向が強まっているという。

求人・求職プラットフォームのアルバ天国が6月、Z世代601人とM世代544人の計1145人を調査したところ、友人との食事や集まりの費用を負担に感じたことがあるとの回答はZ世代で93%、M世代で90.8%に達した。

Z世代の71.2%は、この1年間に友人との交流に関する支出を減らしたと答え、64.6%は1週間に友人と一度も会わないと回答した。

友人と一度会う際の支出は主に3万~5万ウォンだった。回答者の約3分の1は、1回に5万ウォン以上を使うと負担を感じると答えた。最も負担が大きいのは食事代で、複数回答ではZ世代の78.4%が挙げた。コーヒー・デザート代が40.1%、酒代が29.7%、誕生日や記念日の費用が25.8%と続いた。

物価上昇も負担を押し上げている。国家データ処によると、6月の消費者物価は前年同月比3.2%上昇した。友人との外出に関係する飲食・宿泊は2.7%、娯楽・文化は5.4%、交通は11.1%上昇した。

問題は、若者が単に支出を減らすだけでなく、人間関係の頻度や範囲そのものを縮小している点だ。費用がかかる集まりを断ったり、参加回数を減らしたりするほか、誕生日や記念日を互いに祝わないケースもみられるという。

社会的孤立を扱った研究では、25歳の就職準備中の若者が「人と会うのはぜいたくだと強迫的に考えた」とし、1年6カ月にわたって孤立を選んだ事例も紹介された。試験勉強のために人間関係を断ったものの、時間がたつにつれて友人からも連絡が来なくなったという。

韓国経済人協会と韓国保健社会研究院が2月に発表した報告書では、2024年時点で19~34歳の若者の5.2%に当たる約53万8000人が引きこもり状態にあると推計された。2022年の約24万4000人から2年で2倍以上に増えた。

こうした傾向は韓国だけではない。米国の調査では、成人の78.8%が友人との付き合いで経済的不安を感じた経験があると答え、44.7%は金銭をめぐる問題で友人と距離を置いたり関係を断ったりしたことがあると回答した。英国の学生調査でも54%が生活費上昇で社会生活に悪影響を受けたと答え、56%が外食や外出などの費用を減らしていた。

延世大学社会福祉学科のチェ・ジェソン教授は「若者が経済的負担によって人間関係を意図的に縮小している。関係の縮小が続けば、社会的にも悪影響が大きくなる可能性がある」と指摘した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News