韓国・汝矣島の花火大会に100万人予想…通信3社、AIで混雑時の通信障害防止へ
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【09月03日 KOREA WAVE】韓国のSKテレコム、KT、LGユープラスは、4、5日にソウル・汝矣島の漢江公園周辺で開かれる花火大会に備え、移動基地局の増設や人工知能(AI)を使った通信網管理などの特別対策を実施する。期間中は約100万人の来場が予想されており、通信の集中による障害を防ぐ狙いだ。
大会は4日の前夜祭に続き、5日午後1時から午後11時まで開かれる。特に花火ショーが実施される午後7時40分から午後9時10分に来場者と通信トラフィックが集中するとみられている。
メガ・ニュース(MEGA News)のパク・スヒョン記者の取材によると、SKテレコムは2025年の大会で収集した通信データを基に、必要なネットワーク容量を算出した。2025年は同社利用者のうち会場周辺を訪れた人が19万3000人、花火ショー開催時の最大同時接続者は8万8000人に達した。汝矣島の漢江公園だけでなく、鷺梁津水産市場や麻浦大橋周辺などに人出が広がることも通信網の運用計画に反映した。
通信量の集中が予想されるクルーズ船着き場や時計塔、汝矣ナル駅などでは固定通信設備を増強し、移動基地局や電気自動車を活用した基地局も追加する。独自開発したAIネットワーク運用システム「A-One」を使い、基地局の追加が必要な場所や移動基地局の配置を分析する。大会当日は地域ごとの通信量をリアルタイムで監視する。
同社によると、A-Oneの導入で大会向け通信網の分析から対応計画の策定までにかかる時間を、従来の約5日から30分に短縮した。
KTも汝矣島の漢江公園や周辺の地下鉄駅を中心にネットワーク容量を拡大した。5Gネットワークを用途別に分割する「ネットワークスライシング」技術を使い、主催者が会場各地の防犯カメラ映像を安定して受信できるよう支援する。大会当日は総合管制室を中心に24時間の対応体制を敷く。
LGユープラスも移動基地局や臨時通信設備を追加し、会場周辺の無線網を最適化した。大会期間中は専門人員が通信品質や障害の発生状況をリアルタイムで確認し、ソウル・麻谷の本社に設けた総合状況室で設備ごとの通信量と無線網の状態を24時間監視する。
同社はAI基盤の自律運用ネットワーク「AION」も活用する。基地局ごとの負荷を分析して過負荷を予測し、集中する通信トラフィックを自動的に制御する。
通信3社は、花火ショーの時間帯にデータ通信と通話の利用が同時に急増するとみて、大会終了まで現場設備と監視人員を集中的に運用する方針だ。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News