韓国Kビューティー「グダイグローバル」IPOへ…企業価値10兆ウォンも複雑な資本構成が課題
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【09月02日 KOREA WAVE】企業価値が10兆ウォン(約1兆1000億円)に達するとの見方も出ている韓国のグダイグローバルが、2027年初めのIPO(新規株式公開)に向けて最終調整に入っている。「朝鮮美女」「SKIN1004」「TIRTIR」など世界市場で展開するKビューティーブランドを相次いで傘下に収めて規模を拡大したが、上場までには複雑な資本構成や財務的投資家(FI)の投資回収、子会社クレーバーの日本上場など複数の課題が残る。
業界によると、グダイグローバルは9月の韓国取引所への上場予備審査申請を目標に、有価証券市場本部と事前協議を進めている。未来アセット証券が代表主幹事を務め、NH投資証券、シティグループ・グローバル・マーケッツ証券、モルガン・スタンレーも参加している。
2025年の連結売上高は1兆4717億ウォン(約1619億円)、営業利益は2734億ウォン(約301億円)。買収したブランドの買収前の業績まで合算すると、売上高は1兆7500億ウォン(約1925億円)、営業利益は4000億ウォン(約440億円)前後に膨らむ。
一方、積極的なM&A(合併・買収)で規模を拡大したため、上場前に資本構成や財務負担を整理する必要がある。
特に複雑なのが「グダイグローバル→TMビューティー→クレーバーコーポレーション」と続く出資構造だ。TMビューティー系列の2025年の売上高は6779億ウォン(約746億円)で、グダイグローバルの連結売上高の約46%を占める。ただ、グダイグローバルのTMビューティーへの出資比率は53.51%にとどまり、残る46.49%は複数のFIが保有している。クレーバーやソリンカンパニー、スキンフードなど主要ブランドの買収にも複数のFIが参加した。
グダイグローバルは上場を前に、クレーバーのFI保有株を直接取得して資本構成を簡素化する案を進めたが、価格を巡る隔たりが埋まらず実現しなかった。このため、グダイグローバルは韓国、クレーバーは日本でそれぞれ上場を目指す方向となった。
クレーバーは日本に設立したクレーバーホールディングスを通じ、2027年7~9月期の東京証券取引所上場を目指している。
課題は親会社と子会社の上場時期が重なることだ。グダイグローバルが先に韓国で上場し、その後クレーバーが日本でIPOを進めた場合、重複上場に伴う株主保護手続きが適用される可能性がある。一方、クレーバーが先に上場すれば、グダイグローバルのIPOに適用される規制や審査方式が変わる可能性がある。
財務面の負担も残る。グダイグローバルにはIMMプライベートエクイティ、プレミアパートナーズ、IMMインベストメント、キウムPE、JKLパートナーズ、カンパニーKパートナーズの6社が計8000億ウォン(約880億円)規模の転換社債(CB)に投資している。
クレーバーについても、一定の条件を満たす上場を達成できなかった場合、TMビューティーが追加出資する条件があり、潜在的な負担となる32億5600万ウォン(約3億5816万円)を長期デリバティブ負債として計上している。
グダイグローバルは最近、買収戦略も見直している。「Torriden」は完全買収ではなく戦略的な出資にとどめ、AIやプラットフォーム企業への少数株投資によるオープンイノベーションも進めている。また、ク・チャングン元CJオリーブヤング代表を共同代表に迎え、IPOを前に経営体制も整備した。
グダイグローバルは「現在、上場の準備を進めており、政府方針を順守しながら必要な手続きを滞りなく進めている」としている。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News