【9月2日 AFP】南米ペルーの外務省は1日、イランとの外交関係を断絶したと発表した。イランが中東における「紛争の激化」をあおり、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡における航行の自由を妨げていることを理由に挙げた。

同省は声明で、ペルーが歴史的に平和主義の立場を取ってきたことに言及し、「イラン・イスラム共和国との外交関係断絶を決定した」と述べた。

中東での戦火はここ数日で再燃しており、8月30日に米国がイランへの新たな攻撃を実施して以降、報復の応酬が続いている。

ペルー外務省は声明で「ペルーはイラン政権による厳しい制限や、ホルムズ海峡を通じた国際貿易の妨害を深い懸念をもって注視している」と述べた。

7月28日に就任したペルーの保守派、ケイコ・フジモリ大統領は、厳格な治安維持政策を公約に掲げて当選し、就任からわずか数日後にドナルド・トランプ米大統領が提唱する麻薬犯罪組織の壊滅を目指すイニシアチブ「米州の盾」への参加に向けた措置を講じるなど、米国との連携強化に意欲を示している。

これに先立ちペルーの隣国チリは8月22日、在イラン大使館の閉鎖を発表したが、経済的および安全保障上の理由から外交関係の断絶にまでは踏み切っていなかった。(c)AFP