【9月2日 AFP】医療費が原則として税金により賄われ無料のデンマークの公的医療制度で、誕生する子どもへの健康リスクを理由に、56歳以上の男性が不妊治療を受ける資格を失うことになった。当局が1日、発表した。

公的医療制度を運営するデンマーク地域機構は声明で、「男性は55歳になる前に不妊治療の紹介を受ける必要がある」「男性が56歳に達した時点で、すべての治療プロセスを終了する」と述べた。

デンマークは、男性の不妊治療に年齢制限を世界で最も早く導入する国の一つとなる。

デンマーク地域機構は、「父親の年齢と、妊娠合併症のリスク増加および子どもの健康上の問題との関連性を示す研究結果がある」と説明した。

この年齢制限は2027年1月1日から導入される予定。

55歳を超える男性でも、民間医療機関における自費での不妊治療は引き続き可能とされる。

デンマークで不妊治療の年齢制限はこれまで女性のみに適用されており、女性は遅くとも40歳までに不妊治療を開始し、46歳までに終了する必要があった。

世界保健機関(WHO)によると、世界全体で成人の6人に1人が不妊を経験している。

デンマークでは現在、子どもの9人に1人が不妊治療によって生まれている。(c)AFP