トランプ政権2閣僚、カナダを侮辱 カーニー首相反発「非建設的」
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【9月2日 AFP】ドナルド・トランプ米政権の2閣僚が8月31日に相次いでカナダを侮辱したことを受け、カナダのマーク・カーニー首相は1日、歴史的に友好関係にある両国間の激しい貿易戦争を終結させる上で「建設的ではない」と反発した。
ピート・ヘグセス国防長官はX(旧ツイッター)で、ユースキャンプでメダルを授与する過体重のカナダ兵の画像を添えて、外見を嘲笑するような投稿を行った。
スコット・ベセント財務長官はテレビインタビューで激化する貿易紛争について問われた際、カナダの軍事力について冗談を飛ばした。
米国がカナダからの一部輸入品に対する50%関税を発動したことを受け、カナダは対抗措置として、米国からの一部輸入品に15~50%の報復関税を課すと表明している。
ベセント氏は米CNBCテレビに対し、「自国より13倍も大きい相手に報復などできない」と述べた。国内総生産(GDP)に言及したものとみられる。
ベセント氏はさらに、カナダ・アルバータ州の州都エドモントンのショッピングモールにかつて存在したアトラクションに言及し、「わが国はカナダと戦争をしているわけではない。カナダと戦争になるわけがないだろう。エドモントンのショッピングモールから2隻の潜水艦を持ち出して攻撃してくるとでもいうのか?」とやゆした。
カーニー氏は1日、報道陣に対し、一連の発言について「閣僚としてふさわしくない」「建設的でもないが、それが彼らの民主主義なのだろう」と批判。
「米国がインターネット・ミームの実践や侮辱をやめ、強がるのをやめて、真剣に協議に取り組む姿勢を見せなければ、対話に応じることはできない」と述べた。
今回の貿易戦争は米国民よりもカナダ国民に深刻な経済的打撃を与える恐れがあるが、世論調査によると、米国の圧力に対抗するカーニー氏の強硬な姿勢には幅広い支持が集まっている。
その支持を裏付けるように、カーニー氏率いる自由党は8月31日に行われた三つの下院補欠選挙で全勝を収めた。
カーニー氏は1日、「カナダ国民からのメッセージは明確だと思う」「政府の計画に対し、国民の支持が得られた」と述べた。(c)AFP