韓国・済州の女性失踪事件、警察「死因不明との見解に変更なし」首つりの可能性も
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韓国・済州で、失踪事件が事実と異なる内容で終結処理された後、37歳の女性が遺体で発見された事件をめぐり、警察は「腐敗のため死因は不明だが、首つりによる死亡の可能性が考えられるという従来の見解を変更したわけではない」と明らかにした。
韓国警察庁は31日、国立科学捜査研究院の鑑定結果について「死因は腐敗により不明だが、首つりによる死亡の可能性が考えられるというものだ」と説明した。
これに先立ち、ホン・ソクギ国家捜査本部長は同日の記者懇談会で、女性の死因について「司法解剖の結果、現時点で正確に表現すれば、腐敗によって死因が不明だというところまで確定している。あらゆる可能性を視野に捜査している」と述べていた。
ホン本部長が、警察が以前公表した「首つりによる死亡の可能性」に触れなかったため、従来の発表と見解が変わったのではないかとの見方が出ていた。
警察関係者は「さまざまな推測に基づく報道を防ぐため、国立科学捜査研究院の正式な司法解剖結果のうち、事実に当たる部分だけに言及した。警察の従来の見解を変更したわけではない」と説明した。
一方、すでに公表していた国立科学捜査研究院の所見をホン本部長が記者懇談会で明確に説明しなかったことで、不必要な混乱を招いたとの指摘も出ている。
済州警察は27日、国立科学捜査研究院の司法解剖鑑定書の一部を公表した。頭蓋骨や頸椎、胴体などに特異な骨折は見つからなかったが、残っていた舌骨の一部に骨折が確認されたという。
ただ、高度な腐敗と一部の白骨化により、外傷や窒息などについて判断することは難しく、死後の腐敗過程で骨折が生じた可能性も排除できないとした。法医学者は鑑定の結果、死因として首つりによる死亡の可能性が考えられるとの所見を示した。
警察は司法解剖の結果などから、他殺など犯罪が関係した可能性は低いとみているが、引き続きさまざまな可能性を視野に捜査する方針だ。
28日には、済州・翰林邑のヤシ畑で発見された遺体のDNA型を分析した結果、女性の父親との親子関係が確認され、遺体の身元が最終的に特定された。
済州警察は、女性の失踪届を事実と異なる内容で終結処理した警察官が担当した失踪事件298件について、ほぼ全件の調査を終えており、1日に結果を発表する予定だ。今回の失踪事件をめぐり、現時点でこの警察官以外に刑事事件として立件された警察官はいないという。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News