韓国・旧統一教会の韓鶴子総裁に実刑判決…政治家らへの金品提供を有罪認定
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【09月01日 KOREA WAVE】世界平和統一家庭連合(旧統一教会)をめぐる「政教癒着」事件の頂点とされるハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁に対し、ソウル中央地裁は31日、一審で計2年の実刑判決を言い渡した。
旧統一教会側から金品を受け取ったとして実刑判決が確定した韓国野党「国民の力」のクォン・ソンドン(権性東)元議員、二審で有罪判決を受けた、ユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏に続き、金品を提供した罪に問われたハン総裁も有罪と判断された。
ソウル中央地裁は、ハン総裁の政治資金法違反について懲役1年、請託禁止法違反と業務上横領について懲役1年を言い渡した。
裁判所は、ハン総裁がユン・ヨンホ元世界本部長から報告を受け、チョン・ウォンジュ元秘書室長に1億ウォンを用意させた後、ユン元本部長を介してクォン元議員に渡したとして、政治資金法違反を有罪と認定した。
また、ハン総裁の承認を経てキム氏にシャネルのバッグやネックレスなどが渡され、その目的が旧統一教会の行事への支援を得ることだったと認定。贈答品の購入費を教団資金で補填した業務上横領についても有罪とした。
一方、教団資金2億1000万ウォンを宣教支援費として虚偽の会計処理をし、地区の口座に送金したとされる罪については、「通常の入出金口座とみられる」として無罪と判断した。
裁判所は量刑理由について、旧統一教会が資金力を背景に第20代大統領選を勢力拡大の機会と捉え、教団に友好的な候補が当選して新政権が発足すれば、教団の政策に対する国の支援を得て政治的影響力を拡大できると期待し、犯行に及んだと指摘した。
クォン元議員は、2022年1月にハン総裁の指示を受けたユン元本部長から請託の名目で1億ウォンを受け取ったとして起訴され、一、二審で懲役2年と1億ウォンの追徴を命じられた。2026年7月に韓国大法院(最高裁)が二審判決を確定し、クォン元議員は直ちに議員職を失い、今後10年間、被選挙権を失った。
キム・ゴニ氏は2022年4~7月、シャーマン「乾真法師」として知られるチョン・ソンベ被告と共謀し、旧統一教会側から請託を受け、英国ブランド「グラフ」のダイヤモンドネックレスやシャネルのバッグなど計8000万ウォン相当の金品を受け取った罪に問われている。
一審ではシャネルのバッグ2個のうち1個とダイヤモンドネックレスの受領のみが有罪とされたが、二審はバッグ2個とネックレスの受領を一連の行為と判断し、すべて有罪とした。上告審の判断はまだ出ておらず、現在、大法院の全員合議体で審理されている。
ハン総裁の一審判決を言い渡したソウル中央地裁は、クォン元議員とキム氏の一審も担当した。現在はキム・ゴニ氏やハン総裁らが旧統一教会の信者を「国民の力」に集団入党させようとしたとされる政党法違反事件も審理している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News