脱北者が北朝鮮への損害賠償訴訟に勝訴…韓国の裁判所「約550万円を賠償」
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【09月01日 KOREA WAVE】北朝鮮による人権侵害を受けたとして、脱北者が北朝鮮を相手取って損害賠償を求めた訴訟で、韓国の裁判所が原告の請求を全面的に認めた。
ソウル中央地裁は、北朝鮮拘禁被害者家族会のチェ・ミンギョン代表が北朝鮮を相手取り、5000万ウォン(約550万円)の損害賠償を求めた訴訟で、原告全面勝訴の判決を言い渡した。訴訟では北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記が北朝鮮の代表者とされた。
北朝鮮人権情報センター(NKDB)人権侵害支援センターは2025年7月、チェ代表の代理人として裁判所に民事訴訟を起こした。
同センターは当時、「北朝鮮当局による組織的かつ広範な人権侵害の法的責任を韓国の司法機関を通じて初めて明らかにし、韓国政府に脱北者を保護する義務があることを改めて認識させるため、法的手続きに入ることを決めた」と説明していた。
当初は北朝鮮と氏名不詳の北朝鮮当局者らを相手に訴訟を起こしたが、2026年5月に当局者らに対する訴えは取り下げた。
裁判所は北朝鮮に訴状を通常の方法で送達することが難しい点を考慮し、公示送達によって審理を進めた。公示送達は、被告に訴訟書類を通常の方法で届けることが困難な場合、裁判所への掲示など所定の手続きを経ることで書類を送達したものとみなす制度だ。
チェ代表は1997年に北朝鮮を脱出した後、中国に滞在していたが、2008年に北朝鮮へ強制送還された。
その後、北朝鮮北東部の咸鏡北道にある保衛部や収容施設、警察施設などに約5カ月間拘禁され、性的な虐待や身体的暴力、非人道的な拷問を受けたと主張している。
チェ代表は2025年に民事訴訟を起こした際、キム総書記と保衛部の当局者5人についても、国際刑事犯罪法違反の疑いでソウル中央地検に告発していた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News