ゴミと糞尿の家に犬50匹を放置…韓国「多頭飼育崩壊」の60代女、法廷で反省の弁と減刑訴え
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【09月01日 KOREA WAVE】韓国・春川(チュンチョン)市で、ゴミと糞尿(ふんにょう)にまみれた家に数十匹の犬を放置したとして、動物保護法違反の罪に問われた64歳の女の初公判が27日、春川地裁で開かれた。女は起訴内容をすべて認め、裁判官に善処を求めた。
事件が発覚したのは今年4月1日。「ドアが開いているアパートの部屋の中で、子犬が死んでいる」という警察への通報がきっかけだった。警察が捜査に乗り出し、7月9日に女が所有する不動産を家宅捜索したところ、うずたかく積まれたゴミや排泄物の中から45匹の犬が救出された。近隣住民は長年にわたり、強烈な悪臭や害虫の被害に悩まされていたという。
起訴状などによると、女は2013年から今年7月にかけて、自身が所有するアパートや一軒家など計5カ所で52匹の犬を飼育。しかし、一部の犬に適切な餌を与えず栄養失調で死なせたほか、衛生管理を怠りフィラリアなどの病気に感染させた疑いが持たれている。典型的な「多頭飼育崩壊」のケースとみられる。
27日の法廷で、女の弁護人は起訴内容を全面的に認めた上で、「証拠隠滅や逃亡の恐れはない」として保釈を請求した。弁護人は「釈放されれば家をきれいに片付け、精神科の治療を受ける予定だ。1匹を除くすべての犬の所有権を放棄し、家族も家の片付けを積極的に手伝うと言っている」と情状酌量を求めた。なお、検察側は保釈請求の棄却を求めている。
女自身も法廷で、「これからはすべてを手放し、平凡な日常を静かに送りたい」と心境を吐露。裁判官から「釈放されたら治療を受け、家も整理するのか」と問われると、「必要な措置を速やかにとり、きちんと従います」と約束した。
この日の裁判を傍聴していた春川市の担当者は、ゴミ屋敷と化した住環境の改善について「私有財産であるため、原則としては本人が片付ける必要がある」としつつも、「本人が同意すれば、市が予算を使って先に清掃を済ませ、後から費用を請求する方法もある」と説明した。
裁判所は、住環境の整理状況や女の通院歴に関する資料が提出されるのを待って審理を続ける方針。保釈を認めるかどうかの決定は後日下される見通しだ。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News