ソウル中区の徳寿宮(c)news1
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【08月31日 KOREA WAVE】外国人観光客が急増するなか、韓国観光の課題が「どれだけ多く誘致するか」から「どこに滞在し、何を体験してもらうか」へ移りつつある。

韓国観光公社がソウル中区のホテルで開いた「第2回 最近の韓国観光データセミナー」によると、2026年上半期に地方空港から入国した外国人の割合は20.7%と過去最高を記録し、入国者数も前年同期比42.1%増加した。

韓国観光公社のパク・ソンヒョク社長は、7月までの訪韓客が1280万人と前年同期比21.3%増え、地方空港からの入国者も238万人に達したとして、今後は量的成長を地域での滞在や消費につなげることが課題だと説明した。

外国人観光客の消費額も12兆859億ウォンに達し、2025年より約50%増加。首都圏以外での消費額は56.9%伸びた。

地方空港では明暗も分かれた。上半期の外国人入国者は清州空港で109.1%増えた一方、大邱空港は2.6%増にとどまった。清州空港では格安航空会社(LCC)の運航便数が44%増えたのに対し、大邱空港では減少しており、韓国観光公社は路線供給が需要を左右すると分析している。

ただ、入国者の増加がそのまま地域滞在につながっているわけではない。清州空港から入国した外国人の34%は首都圏へ移動した。一方、金海空港では半数以上が釜山に滞在し、首都圏への移動は1.9%にとどまった。

地域の宿泊需要も拡大している。直近1年間の外国人宿泊総量は3年前より29%増え、首都圏以外の割合も39.9%から43%へ上昇した。宿泊施設内で過ごすだけでなく、ゴルフ場や温泉、ウォーターパークなど周辺の大型レジャー施設と組み合わせた需要も増えている。

K-POPやプロ野球も宿泊を促す要因となっている。K-POP公演がある週の外国人宿泊予約は20.9%増え、BTS、BLACKPINK、Stray Kidsなど大型公演では619%増加した。プロ野球でも試合後の宿泊予約が14.5%、ポストシーズンでは41.3%増えた。首都圏以外の伸び率は20.5%で、首都圏の4.9%を大きく上回った。

K-ドラマについても、ヒット後にロケ地を宣伝するだけでなく、企画段階から観光客の移動や体験を設計すべきだとの提案が出た。

スタジオドラゴンのユ・サンウォン副社長は、作品の企画段階から地域と連携し、ロケ地だけでなく交通や体験の動線まで組み込む必要があると指摘。コンテンツ企業が「訪れる理由」をつくり、自治体が「滞在する理由」をつくり、観光公社がそれらを結び付けることが重要だと強調した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News