米グランドキャニオンで鉄砲水、男性の死亡確認 送水管も損傷
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【8月31日 AFP】米国立公園局(NPS)は30日、グランドキャニオンで発生した鉄砲水で少なくとも1人の死亡が確認されたと明らかにした。安否が分からない人も15人ほどいるとした。
鉄砲水は29日、公園内のブライト・エンジェル・キャニオンやファントム・ランチの周辺地域を襲った。数十人が避難を余儀なくされたほか、公園内に供給される唯一の送水管も損傷した。
NPSによると、公園内を流れるコロラド川沿いのクリスタル・ラピッズ付近で30日夕、男性(46)の遺体が収容された。
ハイカーが撮影した動画には、地鳴りのような轟音とともに、ぬかるんだ濁流と倒木などのがれきが、トレイルのそばや歩行者用の橋の下を激しく流れ落ちていく様子が捉えられていた。
30日朝の時点で62人が避難を終えており、残りの人々についても追って避難が予定されているという。
今回の洪水により、グランドキャニオン国立公園への重要な給水ラインである送水管「トランスキャニオン・ウォーターライン」が損傷した。これを受け、NPSは最も観光客が多く訪れるエリアでの節水制限と、薪や木炭の使用禁止を発表した。
また、歩行者用の橋が破壊され、ハイカーがブライト・エンジェル・キャニオンを横断できない状態になっているという。
公園のウェブサイトによると、アリゾナ州北部は乾燥し植生が乏しい環境であるため、雨水を吸収する能力が低く、鉄砲水が頻繁に発生するとして、7月から9月中旬にかけて訪れる観光客に特に注意するよう呼び掛けている。(c)AFP