韓国・李在明政権、4カ月続いたAI政策トップの空白解消…新体制で再始動
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【08月31日 KOREA WAVE】韓国大統領府は、イ・ヘミン氏を人工知能(AI)未来企画首席秘書官、ハ・ジョンウ氏を国家AI戦略委員会常勤副委員長に起用した。4月の総選挙に伴い約4カ月続いていたイ・ジェミョン(李在明)政権のAI政策を担う指導部の空白が解消され、政策に再び弾みがつくとみられている。
大統領府が30日に発表した。イ・ヘミン氏は韓国教育学術情報院の研究員を経て、グーグル・コリアのプロダクトマネジャー、グーグル本社のシニアプロジェクトマネジャー、データ分析・リサーチ企業オープンサーベイの最高製品責任者(CPO)などを務めたIT専門家だ。
2024年に祖国革新党に迎えられて政界入りし、国会では科学技術情報放送通信委員会の委員を経て、現在は政務委員会で活動している。
ハ・ジョンウ氏はネイバークラウドのAIイノベーションセンター長やネイバーのフューチャーAIセンター長、AIラボ所長などを歴任した韓国のAI専門家。2025年6月には李在明政権初代のAI未来企画首席秘書官に起用され、国家AI戦略委員会の幹事として初期の政策設計にも携わった。
ハ・ジョンウ氏は2026年4月の総選挙で釜山北区甲から出馬するため、AI未来企画首席秘書官を辞任。国家AI戦略委員会でも、イム・ムニョン前常勤副委員長が韓国与党「共に民主党」の光州光山区乙の候補に公認され、辞任していた。
このため、ペ・ギョンフン副首相兼科学技術情報通信相とともに国家AI戦略の中核業務を担う指導部が不在となり、AI政策の重要な時期に空白が生じたとの指摘が出ていた。
今回の人事で、政府のAI政策指導部は「ペ・ギョンフン、イ・ヘミン、ハ・ジョンウ」体制に再編された。一方、業界の一部ではハ・ジョンウ氏の再起用をめぐり「回転ドア人事」との批判も出ている。
カン・フンシク大統領秘書室長は、ハ・ジョンウ氏について初代AI首席として専門性と政策能力が検証されていると説明。国家AI戦略委員会の発足にも携わった経験を生かし、「AI3大強国」への飛躍に向けた国家戦略を示すと強調した。
イ・ヘミン氏についても、グーグルのエンジニア出身でAI基本法を代表発議するなど、AI政策の方向性を主導してきたと評価。国家AI戦略を産業革新や国民が実感できるサービスの変化につなげる司令塔に適任だとした。
イ・ヘミン氏はSNSで、AIによって国力を一段階引き上げるとの考えを示し、国家AI戦略を産業革新と国民が実感できるサービスの変化につなげる司令塔を目指すと表明した。
ハ・ジョンウ氏も、ペ副首相やイ・ヘミン氏、政府・民間の専門家らとともに「AI G3」達成に向けた中長期戦略を強化すると説明。3大メガプロジェクトやAIを基盤とする7大SEEDプロジェクト、地域のAI転換(AX)、AIによる若者の成長などを当面の課題に挙げ、AIによる成長の恩恵を国民全体が実感できるようにするとしている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News