韓国も青少年SNS規制を検討…14歳未満の加入制限、無限スクロールも対象
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【08月31日 KOREA WAVE】フェイスブックとインスタグラムを運営する米メタが、青少年のSNS依存を誘発したとして米州政府が起こした訴訟で、利用時間の制限や推薦アルゴリズム、サービス設計の変更など青少年保護策を強化することで合意した。
韓国でも14歳未満のSNS加入制限に加え、青少年アカウントの推薦アルゴリズムや無限スクロール、自動再生など、継続利用を促す設計を制限する案が検討されている。加入年齢を中心としてきた青少年SNS規制の議論が、利用方法やプラットフォーム設計にまで広がっている。
メタは27日、青少年のSNS依存を誘発したとして米州政府が提起した訴訟を解決するため、最大167億ドル(約2兆4500億円)を支払い、フェイスブックとインスタグラムの青少年保護策を強化することで合意した。
合意案によると、18歳未満の利用者はフェイスブックとインスタグラムを合わせて1日2時間までしか利用できない。午前0時から午前6時までは、アプリの利用が原則として遮断される。
個人向けに最適化した推薦ではなく、フォローしているアカウントの投稿を時系列で表示する「非パーソナライズド・フィード」を選択できるようにする。15分以上連続して利用した場合には休憩を促す。
「いいね」の数や自動再生、一部の美容フィルターなど、青少年の継続利用を促す可能性がある機能も制限する。13歳未満の子どもの加入を防ぐため、年齢確認も強化する。
米国の合意案は、一定年齢以下の加入を制限するだけでなく、利用時間や推薦アルゴリズム、利用者の滞在時間を延ばすサービス機能まで規制対象とした点が特徴だ。
韓国でも同様の方向で規制が検討されている。
放送メディア通信委員会は、14歳未満のSNS加入を制限し、14歳以上19歳以下の青少年については、個人向け推薦アルゴリズムや継続利用を促すデザインを制限する案を段階的に検討している。
無限スクロールや自動再生など利用を続けさせる機能を青少年アカウントで制限し、保護者が子どものSNS利用を監督できる機能をプラットフォームに義務付ける案も検討対象となっている。
放送メディア通信委員会の関係者は「無限スクロール、自動再生、アルゴリズムなどの機能を青少年アカウントで制限し、保護者が監督できる機能を提供させる部分は、情報通信網法の改正を通じて反映する方向で検討している」と説明した。
さらに「メタが訴訟を受けて自主的な改善に乗り出すことを決めた点は肯定的にみている」とし、「この措置が世界のサービスにも適用されるかは確認中だ」と述べた。
一方、米国の合意案と韓国で検討中の規制には違いもある。代表的なのが利用時間の制限だ。
メタは18歳未満のフェイスブックとインスタグラムの利用を1日2時間に制限し、深夜のアクセスも遮断することにしたが、韓国ではこうした直接的な利用時間制限まで導入するかは決まっていない。
加入年齢の制限についても、実効性を確保するには年齢確認が課題となる。利用者が年齢を偽って入力したり、他人のアカウントを使ったりすれば規制を回避できるためだ。年齢を正確に確認するため、プラットフォーム側が追加の個人情報を収集しなければならない問題もある。
利用時間を直接制限した場合、青少年が別のプラットフォームへ移る、いわゆる「風船効果」が起きる可能性も指摘されている。韓国では過去に16歳未満の青少年による深夜のゲーム利用を制限した「ゲーム・シャットダウン制」が、実効性を巡る議論などを経て廃止された。
放送メディア通信委員会の関係者は利用時間制限について、「米国と韓国では状況が異なるため、必要性と方法についてさらに議論する必要がある」と述べた。
西江大学コミュニケーション大学院のユ・ヒョンジェ教授は「米国の合意案を見ると、青少年にどのような被害がどのような形で生じるのか、さまざまな要素を細かく検討したとみられる」とし、「年齢そのものではなく、SNSのどの機能や表現が青少年にどのような影響を与えるのかまで議論を広げる必要がある」と指摘した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News