ペ・ギョンフン(裵慶勲)副首相兼科学技術情報通信相(c)news1
ペ・ギョンフン(裵慶勲)副首相兼科学技術情報通信相(c)news1

【08月31日 KOREA WAVE】韓国政府が、国家代表の人工知能(AI)を選ぶ「独自AIファウンデーションモデル」2次評価を巡る論争を受け、これまで非公開としていた企業別の詳細な点数を追加で公開した。

科学技術情報通信省は27日午後、2次段階評価の詳細点数を発表し、各評価項目について参加企業すべての得点を明らかにした。

これまで政府は、企業に不利益を与える可能性を考慮し、評価結果の公開範囲を限定していた。しかし、世界的な性能評価で首位だったモティーフ・テクノロジーズが脱落したことを巡り疑問の声が出たため、追加公開に踏み切った。

2次評価は、ベンチマーク評価40点、専門家評価35点、ユーザー評価25点で構成された。ベンチマーク評価では、世界のAIモデル性能を総合評価する「AAII」が25点、韓国知能情報社会振興院(NIA)の独自ベンチマークが15点を占めた。

AAIIの得点は、モティーフが11.9点で最も高く、アップステージ9.4点、SKテレコム8.8点、LG AI研究院7.8点の順だった。一方、NIAのベンチマークではSKテレコムが13.4点で首位となり、アップステージ13.3点、LG AI研究院12.8点、モティーフ12.7点と続いた。

専門家評価は「開発戦略・技術」10点、「開発成果・計画」10点、「波及効果・貢献計画」15点で構成。LG AI研究院が29.5点で1位となり、SKテレコム29.3点、アップステージ29.1点、モティーフ27.1点の順だった。

ユーザー評価では、AI専門ユーザー評価が15点、一般国民評価が10点とされた。AI専門ユーザー評価にはAIスタートアップ代表49人が参加し、SKテレコムが11.6点で首位。LG AI研究院が11.3点、アップステージ10.8点、モティーフ8.4点だった。

一般国民評価は公募で選ばれた185人が担当し、LG AI研究院が7.6点で最高点を記録した。SKテレコムは7.5点、アップステージ7.3点、モティーフ5.7点だった。

総合得点では、SKテレコムが70.6点で1位となった。アップステージが69.9点で2位、LG AI研究院が69点で3位、モティーフが65.8点で4位だった。

政府がこれまで説明してきた通り、使いやすさや活用性に関する評価が最終順位を左右した形となった。

政府は20日にも、評価の透明性を巡る論争を受け、一部の詳細指標を追加公開していたが、その後も論争が続いたことから、今回さらに全体の点数を明らかにした。

モティーフは27日、政府に2次評価結果への異議を申し立てた。世界的なベンチマークで参加企業中最高の成績を収めながら最終的に脱落した理由について具体的な説明を求め、詳細な評価点の公開と再審査を要請した。ただし、再審査の結果にかかわらず3次評価には参加しない方針を示した。

科学技術情報通信省は「評価結果の公開によって一部企業が予期せぬ直接・間接的な被害を受けることを最小限にしつつ、評価過程と結果の公正性、透明性もバランスよく考慮し、公開範囲を慎重に判断してきた」と説明した。

その上で、「モティーフが詳細な評価結果の公開を求め、ほかの参加チームも同意したため、2次段階評価の詳細点数を公開する」とした。

同省は、企業が単純な点数や順位だけで評価されるのではなく、それぞれの技術力を生かして韓国内外のAIエコシステムに幅広く貢献することに期待を示した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News