JTBC「事件班長」放送画面(c)news1
JTBC「事件班長」放送画面(c)news1

【08月31日 KOREA WAVE】家庭の事情で長年家を離れていた姉が、父親の死後に突然姿を現し、残されたマンションの相続を巡って弟とトラブルになっている。韓国の放送局JTBCの番組「事件班長」が26日、40代前半の男性の切実な訴えを報じた。

番組によると、男性の家庭は幼い頃は比較的裕福だったが、建設現場で働いていた父親が転落事故で重傷を負い、歩行が困難になったことで生活が一変した。その後、母親は家出をし、7歳上の姉も高校卒業と同時に就職して家を出た。残された中学生の男性は事実上の「少年家長」として、祖母と共に早朝の配達や日雇い労働などで生計を立て、父親を支えてきたという。

祖母は生前、家を出た姉に会うため住所を頼りに訪ねたこともあったが、姉は姿を見せず、男性に「今後は訪ねてきたり、連絡したりしないでほしい」と電話で一方的に告げていた。一方の男性は成人して結婚した後も父親らの生活費を負担し、父親が障害者特別分譲でマンションを購入した際も資金を援助したとしている。

事態が動いたのは、父親が脳出血で急死した後だ。男性がどうにか連絡先を探し当てて姉に訃報を伝えると、姉は葬儀に姿を見せた。しかし、悲しむ様子はほとんどなく、父親名義のマンションがあることを知ると「宝くじに当たったようだ」と発言。財産をきっちり半分ずつ分けるよう男性に要求してきたという。

男性は「自分の資金も入っている家を半分持っていくと言う。どうしても納得がいかず話し合いを試みたが、姉は『絶対に5対5だ』と譲らない」と悔しさをにじませている。

番組に出演したソン・スホ弁護士は、「原則として共同相続人の相続割合は同一だが、親に対する扶養義務に重大な違反があった場合、相続権の喪失を請求できる制度がある」と指摘。「今回のケースは重大な違反と認められる可能性もある」との見解を示した。また、パク・ジフン弁護士は「仮に相続権喪失が認められなくても、男性が父親を特別に扶養し、マンション購入に資金を出した事実を立証できれば『寄与分』を主張できる余地がある」と説明している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News