高尺スカイドーム=ソウル市提供(c)news1
高尺スカイドーム=ソウル市提供(c)news1

【08月30日 KOREA WAVE】韓国初の完全ドーム球場「高尺スカイドーム」が、開場から11年で累計観客1000万人を突破した。野球観戦には約707万人、K-POPや海外アーティストの公演など文化イベントには約260万人が訪れた。

ソウル市とソウル施設公団によると、22日に開かれたKIAタイガース対キウム・ヒーローズ戦に1万6000人が入場し、高尺スカイドームの累計観客数が1000万人を超えた。

高尺スカイドームは当初、東大門野球場の撤去に伴うアマチュア向けの代替屋外球場として計画された。その後、ハーフドームを経て、天候に左右されず野球や公演を開催できる完全ドームへと設計を変更。2009年に着工し、約7年間の工事と補完を経て2015年に開場した。

開場後、最も多くの観客を集めたのは野球だった。11年間で全イベントの87%に当たる1277試合が開催され、累計707万3044人が観戦した。

2016年から高尺スカイドームを本拠地としているキウム・ヒーローズは、ここで韓国プロ野球(KBO)のレギュラーシーズンとポストシーズン計1075試合を戦った。

国際スポーツの舞台としても利用されている。韓国代表の強化試合やワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催され、2024年には韓国初の「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ」が開かれた。ロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスが対戦し、大谷翔平も高尺スカイドームを訪れた。

文化イベントは開場以来153回開催され、260万4704人が来場した。BTS、EXO、SEVENTEENをはじめ、ビリー・アイリッシュ、サム・スミス、クイーンなど韓国内外のアーティストが公演している。

単一イベントで最多の観客を集めたのは、2024年12月から2025年1月にかけて6日間開催されたイム・ヨンウンのコンサートで、10万5807人が訪れた。単一アーティストの累計では、NCT DREAMが4公演計12日間で22万2034人を動員し最多となった。

年間来場者も増加傾向にある。開場初年の2015年は9万7810人だったが、2024年は136万人、2025年は148万人が訪れ、2年連続で過去最多を更新した。

ソウル市とソウル施設公団は2026年下半期から、人工知能(AI)とモノのインターネット(IoT)を活用した安全管理も導入する。ドーム屋根構造物の動きを監視する「AI挙動状態監視・計測システム」を構築し、売店など人が集中するエリアには火災の異常兆候を検知する「IoT事前予測システム」を段階的に導入する。

チョ・ソンホ・ソウル市観光体育局長は「高尺スカイドームを、世界の人々が訪れるスポーツ・Kカルチャーの名所へ発展させていく」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News