修能模試の問題取引を巡る罪に問われ、4月24日にソウル中央地裁で開かれた初公判に出席する人気数学講師ヒョン・ウジン氏(c)news1
修能模試の問題取引を巡る罪に問われ、4月24日にソウル中央地裁で開かれた初公判に出席する人気数学講師ヒョン・ウジン氏(c)news1

【08月30日 KOREA WAVE】現職教師に多額の金銭を支払い、大学修学能力試験(修能)関連の問題を取引したとして罪に問われた人気数学講師ヒョン・ウジン氏に、無罪判決が言い渡された。

ソウル中央地裁は26日、請託禁止法違反の罪に問われたヒョン氏に無罪を言い渡した。

問題取引を巡ってともに起訴された教師2人と教材開発会社の関係者についても、無罪とした。

裁判所は「公務員が金品を受け取った場合、刑法上の収賄罪で処罰するには職務との関連性や対価性が認められなければならない」と指摘。「請託禁止法第8条第3項第3号を判断する際、私的取引そのものが合法かどうかは考慮できない」と説明した。

同条項は、外部講演の謝礼や私的取引に伴う債務の履行など、正当な権原に基づいて提供される金品については、受領が禁止される金品に該当しないと定めている。

裁判所は「法律は道徳の最低限であり、刑事処罰は問題解決の最後の手段だ」とし、職務執行の公正性に疑念を抱かせる可能性があるという理由だけで公務員を処罰することは妥当ではないと判断した。

ヒョン氏はこの日の法廷には出席しなかった。

代理人として出席した弁護士は「バランスの取れた判決を下した裁判所に感謝する」と述べ、「この事件は捜査段階、監査院の調査段階から、請託禁止法違反が法理上成立し得ない事件だった」と主張した。

起訴された現職教師2人についても「懲戒委員会が開かれ、懲戒処分を受けたと承知している」とした上で、「捜査を受け、告発されたという事実だけで懲戒を受け、非常に悔しくつらい思いをしていた」と語った。

さらに「裁判中の教師の中には教職を辞めた人もいると聞いている」と説明。「『私教育カルテル』という名前で繰り返し報道されたため、捜査機関が対象を広く捉え、無理に起訴したのではないか」と述べた。

ヒョン氏は教材開発会社の関係者と共謀し、2020年3月から2023年5月までの約4年間、修能関連の問題作成を条件に教師2人へ計3億4600万ウォン(約3800万円)を渡したとして、2025年12月に起訴された。

このほか、別の教師の配偶者名義の口座に7500万ウォン(約830万円)を送金した罪にも問われていた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News