【8月30日 AFP】ノルウェーの新国王に即位したホーコン8世(53)が29日、即位後初となる演説を行い、前日に89歳で死去したハラルド5世前国王への追悼の意を表した。

テレビ中継された演説でホーコン国王は、前国王について「自らの価値観に誠実であり続け、責務に全力を尽くした」と述べ、「王宮広場を埋め尽くす人々、キャンドル、メッセージ、そして花々を目にし、深く心を打たれた」と続けた。

さらに「父を失った悲しみは極めて大きい」としながら、「同時に、私たちと共に多くの人が悲しんでいることを知り、それが慰めとなり、力となっている」と感情をあらわにしつつ語った。

また、29日が両親にとって58回目の結婚記念日となるはずだったことにも触れ、「最愛の母、結婚記念日おめでとう」と母親ソニア妃に向けて声を詰まらせた。

2万人以上が追悼に訪れた28日に続き、29日も多くの市民が王宮に詰めかけて献花を行った。国内各地では掲げられた半旗が見られた。

前国王は、35年間に及ぶ在位期間の終盤に家族をめぐる相次ぐスキャンダルに見舞われたものの、国民から絶大な支持を集めていた。(c)AFP