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【08月30日 KOREA WAVE】2027年に結婚を控えた韓国の女性が、婚約者の父親から思いがけない頼みを受け、悩んでいる。結婚式で、すでに亡くなった婚約者の母親が闘病中に残した動画をサプライズで流してほしいというものだった。

女性は25日、オンラインコミュニティーに事情を投稿した。婚約者とは約1年間交際し、現在は結婚の準備を進めているという。

女性によると、婚約者の母親はかなり前にがんで亡くなった。婚約者は母親の死について淡々と話しており、女性も気の毒に思っていたものの、詳しい事情までは知らなかった。

婚約者の父親は妻と死別後、再婚せず一人で暮らしている。婚約者は一人っ子だという。

両家の顔合わせを控える中、父親は結婚式の費用を全額負担し、ご祝儀も新郎新婦が受け取るよう提案。新居の費用も女性の実家と折半することになっていた。

ある日、3人で食事をしていた際、父親は亡くなった妻の写真を見せながら「本当にきれいだろう」と話し、息子は母親に似ていると語った。その後、涙を見せながら妻が恋しいという思いも口にした。

婚約者が席を外すと、父親は女性に一本の動画を見せた。そこには闘病中の母親の姿が映っていた。

母親は生前、自分の死に備え、息子に向けた動画を複数残していたという。女性は、婚約者が毎年誕生日に母親の動画を見ると話していたのは、これらの動画のことだったのだろうとした。

父親が見せた動画には、母親が息子に「立派に育ってくれてありがとう」「お母さんは空からいつもあなたを応援している」といった趣旨の言葉を伝える場面が収められていた。

さらに将来の妻となる女性に結婚してくれたことへの感謝を述べ、息子には「いつも妻を第一に考える頼もしい夫になってほしい」「お母さんがいつもそばにいることを忘れず、元気に過ごしてほしい」と伝えていた。

父親は、この動画を結婚式でイベントのように上映してはどうかと提案した。息子には事前に知らせず、サプライズで見せたいという。

女性はその場で答えを出せず、「考えてみます」と返した。父親も「すまない。負担に思わないでほしい」と話したという。

しかし、女性の迷いは消えなかった。結婚式は2人の新たな門出を祝う場であるだけに、亡くなった母親の闘病中の姿を会場で流すのが適切なのか悩んでいるという。

特に動画の母親は闘病の影響でかなり痩せており、参列者にも病気であることが一目で分かるような姿だったことも気にかかった。

何より、女性は結婚式当日に婚約者と父親が動画を見て激しく泣くことになるのを心配している。

女性は「婚約者が動画を見ながら泣くことを考えると嫌です。その日の主役である私が婚約者を慰めるのも嫌です」と率直な思いを明かした。

さらに「結婚式は新たなスタートを切る大切な日なのに、亡くなった人の動画を流すのが正しいのでしょうか。私があまりにも感情のない人間なのか、前向きに考えるべきなのか分かりません」とつづった。

ネット上では「結婚は2人と両家が結び付くことで、夫になる人も結婚式の主役だ。2人の成長過程を紹介するスライドショーに母親の動画を加えてもいいのでは」「私ならやってあげると思う。考え方次第だ」「これを悩むとは思わなかった。いろいろ支援してもらっていて、これ一つ頼まれたのなら、その場でいいですよと言うと思う」といった意見が寄せられた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News