韓国政府、ネパール洪水で連絡途絶の韓国人9人捜索…軍ヘリ投入も難航
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【08月29日 KOREA WAVE】ネパールで発生した洪水により連絡が途絶えている韓国人9人を捜索するため、ネパール軍がヘリコプターを投入している。しかし、洪水で現場へ向かう道路が寸断されたうえ、ヘリの着陸も難しい地形のため、捜索は難航している。韓国政府は9人の推定位置を特定してネパール側に提供し、事実上ヘリによる接近しかできないとみて捜索・救助に全力を挙げている。
韓国政府合同迅速対応チームによると、ネパール軍は韓国側から提供された位置情報を基にヘリを出して9人を捜索したが、まだ発見には至っていない。
迅速対応チームは28日(現地時間)、ネパールの首都カトマンズで記者会見し、「連絡が途絶えた9人の捜索にはネパール軍の装備と民間ヘリが投入されている」と説明。「明日も迅速に捜索が進むよう、あらゆる努力を尽くす」とした。
対応チーム関係者によると、韓国人9人については、ほかの行方不明者に比べて推定位置を比較的具体的に絞り込めるという。
関係者は「現地の地図や9人の推定移動経路がある。避難した場合にどの方向へ移動した可能性があるかなどを把握し、図にまとめてネパール側に提供した」と説明した。
ネパール軍は韓国側から提供された座標を使ってヘリで捜索したが、9人は発見できなかったという。
洪水によって現場へ通じる道路が寸断され、陸路での接近は事実上困難となっている。関係者は「道路がすべて覆われている。可能な限りヘリを飛ばして捜索するしかない状況だ」と話した。
ヘリを使っても、現場の地形や気象条件から捜索・救助は容易ではない。関係者によると、ヘリが着陸して救助隊員が救出し、そのまま戻るような活動ができる地形ではないという。
韓国の迅速対応チームも民間ヘリで現場へ向かう準備を整えていたが、ネパール軍の運航制限により出発できなかった。ネパールでは軍当局がヘリの運航と捜索・救助活動を統制している。
対応チームは、韓国側が提供した位置をネパール軍が優先的に捜索するよう要請するとともに、民間ヘリの運航許可が出れば直ちに現場へ投入できるよう準備を進めている。
一方、洪水により一時避難所「パワーハウス」に取り残されていた韓国人2人は、ネパール軍のヘリで新たに救助された。このうち1人は現地の韓国人保護のため現場に入っていた在ネパール韓国大使館の領事だった。
イム・サンウ政府合同迅速対応チーム長は「当初、孤立地域にいた韓国人10人は全員無事に帰還した」と説明し、連絡が途絶えている9人についても迅速な捜索に全力を尽くすとした。
対応チームはネパール外務省の北東アジア担当局長や軍関係者らと面会し、韓国人の捜索・救助への積極的な協力を要請した。ネパール側は軍や民間の装備を最大限投入して捜索する一方、現時点では海外救助隊の派遣支援を受け入れない従来の方針も改めて確認した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News