ヒズボラ指導者、レバノンとイスラエルの合意を改めて拒否 「降伏しない」
このニュースをシェア
【8月29日 AFP】親イラン武装組織ヒズボラの最高指導者ナイム・カセム師は28日、イスラエルとレバノンの間で結ばれた合意を改めて拒否し、イスラエルとの戦闘開始から約6か月が経過する中、ヒズボラが「降伏」することを拒絶すると述べた。
ヒズボラ傘下のテレビ局アルマナルで放映されたテレビ演説で、カセム師は「われわれは枠組み合意に反対であり、その撤回を求める」と語った。
6月下旬の協議で、レバノンとイスラエルはヒズボラの武装解除、レバノン南部からのイスラエル軍の段階的撤退、そして「試験的区域(パイロットゾーン)」を皮切りとするレバノン国軍の同地域への配置を求める枠組み合意に署名した。
カセム師は「枠組み合意は正当性を欠き、違法であり、屈辱的で、レバノンの主権を破壊するものだ」と断じ、「われわれは『パイロットゾーン』にも、そこから生じるいかなる結果にも同意しない」と述べて、提案されているいかなる検証体制も拒否した。
今月初めにイタリア・ローマで行われた協議後、レバノン情報筋がAFPに語ったところによると、パイロットゾーンにおけるレバノン国軍によるヒズボラのインフラ解体を監視する可能性のある候補国について合意に達したという。
9月初めに新たな交渉が予定されていたが、まだ日程は発表されていない。
イスラエル軍は、国境に沿ってレバノン領内に約10キロ進入した自称「安全地帯」の内部で作戦を展開している。
レバノン国営通信社NNAは28日、ここ数日攻撃が強化されているナバティエ周辺を含む同国南部で、イスラエル軍による複数の空爆があったと報じた。
カセム師は、以前のイスラエルとの戦闘終結を目指した2024年11月の停戦協定の履行については支持すると述べた。
同氏は「われわれは気高く立ち続け、降伏することはない」と誓った。(c)AFP