【8月29日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は28日、米政権がベネズエラと大規模な合意に達し、確定埋蔵量650億バレル分の石油について、過半数の権益を確保したと発表した。

マルコ・ルビオ米国務長官は、トランプ氏が「世界史上最大の石油合意」と称賛したこの合意により、ベネズエラに1000億ドル(約16兆円)近い民間投資がもたらされると述べた。

ベネズエラは世界最大の確定石油埋蔵量を誇る。米国が今年1月に長年の権力者であったニコラス・マドゥロ氏を追放・拘束して以来、同国政府はトランプ政権からの強い圧力と厳しい監視の下で運営されてきた。米国は、当時のデルシー・ロドリゲス副大統領が米国の意向に従う限り、暫定指導者にとどまることを認めていた。

トランプ氏は米国のためのベネズエラ産石油確保への野心を隠しておらず、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で合意を発表した投稿の中で、これにより米国の石油埋蔵量が2倍以上になると述べた。

トランプ氏は、ルビオ氏とピート・ヘグセス国防長官が「民間企業とのパートナーシップを通じて」ロドリゲス氏と合意に達したと説明し、「この取引は、ベネズエラと米国の間で深まりつつある関係を大きく強化することになる!」と投稿した。

ルビオ氏はX(旧ツイッター)への投稿で、詳細には触れなかったものの「ベネズエラ国民にとって、この合意は1000億ドル近い民間投資をもたらし、数千人分の高賃金雇用を創出し、ベネズエラ経済の再建を推進することになる」と記した。

ベネズエラ政府は同日、米国との間で石油合意に署名したことを認めた。ロドリゲス暫定大統領はSNSへの投稿で、この「歴史的」な合意が「我が国の再生に大きな影響を与えるだろう」と記し、「1000億ドル以上の潜在的投資と、国家に対する2090億ドル(約33兆円)以上の税収」をもたらすものとして歓迎した。(c)AFP