現代自動車と起亜は2026年下半期、光州で自動運転の実証事業に着手する=現代自動車グループ(c)KOREA WAVE
現代自動車と起亜は2026年下半期、光州で自動運転の実証事業に着手する=現代自動車グループ(c)KOREA WAVE

【08月28日 KOREA WAVE】韓国南西部・光州で進められる人工知能(AI)を活用した自動運転実証都市を産業やサービスの実用化につなげるには、技術開発だけでなく、安全性の検証やデータ確保、制度改善、地域企業の参加を連携させる必要があるとの指摘が出た。韓国自動車モビリティ安全学会の光州・全南支会が27日、光州の金大中コンベンションセンターで開いた討論会で専門家らが意見を交わした。

メガ・ニュース(MEGA News)のキム・ジェソン記者の取材によると、討論会には政府や自治体、自動車・自動運転関連企業、大学、研究機関、公共機関などの関係者約100人が参加した。実際の都市環境で安全な自動運転サービスを実現するための政策や制度、核心技術、地域産業の基盤づくりについて議論した。

韓国交通安全公団・自動車安全研究院のコ・ハンゴム博士は、自動運転実証都市事業の進捗状況や整備に向けた課題を説明した。全南大学のイ・チョンファン教授は、地域の自動車産業基盤と研究・実証施設を結び付け、実証事業を地域企業の育成や産業拡大につなげる仕組みが必要だと提案した。

嘉泉大学のイ・ギボム教授は、センサーから車両制御まで自動運転の全過程をデータに基づいて学習する「E2E(エンド・ツー・エンド)」方式について説明した。技術の高度化には実際の道路で起きる多様な状況を反映したデータを確保し、安全性の検証や事故対応体制に活用する必要があるとした。

討論では、国土交通省や光州市、自動車関連機関、企業の関係者らが、政策や交通安全、核心技術、地域企業の育成、サービスの事業化について意見を示した。自動運転実証都市を単なる技術試験の場にとどめず、安全性の検証、データ蓄積、制度改善、インフラ整備、サービスモデルの開発を有機的につなげることが重要だとの認識で一致した。

また、実証で得たデータを技術開発や安全政策に反映する協力体制の必要性も指摘された。韓国自動車モビリティ安全学会の光州・全南支会は、今回の討論会を契機に産学官などの協力ネットワークを強化し、今後の実証で浮上する技術、安全、制度上の課題について継続して議論する方針だ。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News