ClipartKorea(c)KOREA WAVE
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【08月28日 KOREA WAVE】韓国の製造業で高齢化が急速に進む中、熟練工が持つ作業ノウハウをデータ化し、人工知能(AI)やロボットに活用する動きが広がっている。製造業で働く60歳以上の割合は2010年の5.4%から2025年には17.5%に上昇し、技術継承が課題となっている。

韓国メガ・ニュース(MEGA News)のハン・ジョンホ記者の取材によると、期間制労働者では、60歳以上の割合が同じ期間に7.1%から31.7%まで高まった。塗装や研磨、溶接、検査などの工程では、製品の形状や表面の状態、作業角度や手順によって結果が変わるため、長年の経験で培われた熟練技術が品質を左右する。一方、こうしたノウハウは標準化されたマニュアルだけでは伝えにくいとされる。

韓国は製造業従事者1万人当たり約1220台の産業用ロボットを導入している。ただ、従来の産業用ロボットは定型的な反復作業を得意とする一方、対象物の位置や形、表面状態が変わると、別途設定や補正が必要となる。特に表面処理など、作業者の判断に依存する工程では自動化が難しい。

企業規模による格差もある。2024年のスマート製造革新実態調査によると、スマート工場の導入率は中堅企業が85.7%だったのに対し、小規模事業者は18.6%にとどまった。こうした中、製造業の自動化は単純なロボット導入から、製造AIやフィジカルAI、AI工場へと広がっている。

フィジカルAIは、AIをロボットやセンサー、画像認識、3D測定、制御ソフトウエアなどと組み合わせ、実際の作業を担わせる技術だ。韓国経営者総協会が従業員500人以上の製造企業100社を対象に実施した調査では、84%がフィジカルAIをすでに導入したか、今後導入する予定だと回答した。

金融スマートプラットフォーム企業のフィンガーも製造AIとロボット高度化事業に参入している。同社は、表面処理工程向けの産業用ロボット高度化技術を手がけるミケロロボティクスの株式79.48%を取得した。ミケロロボティクスは、作業者の動作記録やCAD、3Dスキャンを基にロボットの動作経路を生成し、画像認識や3D測定で誤差を補正する技術を持つ。

フィンガーは自社のデータ・AIプラットフォーム技術と組み合わせ、製造AIの適用範囲を広げる方針だ。大企業の量産ラインで蓄積した経験を基に、中堅・中小製造企業にも導入できる標準化したソリューションを構築し、製造現場の自動化と高度化の需要に対応する考えだ。

(c)KOREA WAVE/AFPBB News