THE CROSSのキム・ヒョクゴンさんのSNS(c)news1
THE CROSSのキム・ヒョクゴンさんのSNS(c)news1

【08月28日 KOREA WAVE】韓国の男性デュオ「ザ・クロス」のメンバーで、全身麻痺(まひ)の障害を抱える歌手キム・ヒョクゴンが24日、自身のSNS(交流サイト)を更新した。車いすを利用する有名ユーチューバーを巡る最近の騒動に関連し、「障害を理由に同情や関心を集めて動画の登録者を増やす必要はない」との見解を示した。

キム・ヒョクゴンは2012年の交通事故で頸椎(けいつい)を損傷し、全身麻痺と診断された。現在は車いす生活を送りながら音楽活動を続けており、自身のユーチューブ動画でも「音楽そのものに集中してもらうため、あえて車いすを画面に映さないよう工夫している」と明かした。

韓国では先日、車いすの有名ユーチューバーが高速鉄道(KTX)降車時に転倒事故に遭ったとして駅側の対応などを問題視する動画を公開し、インターネット上で大きな論争となった。

キム・ヒョクゴンはこの騒動について「障害を堂々と公表し、生き方を伝える姿には意義がある」と一定の理解を示しつつも、「多くの重度障害者にとって、障害を世間に堂々とさらすことは決して容易ではない」と指摘。一連の騒動を機に、ネット上で「今後は障害者を助けない」といった批判的な書き込みが相次いでいることに強い懸念を示した。

その上で「福祉タクシーや地下鉄のバリアフリー設備、介助サービスなど、多くの助けがなければ重度障害者は日常生活を送れない。社会の支援には感謝してもしきれない」と強調。「今回の騒動によって障害者全体への偏見が広がらないことを願う。互いを少しでも理解し合える共生社会であってほしい」と呼びかけた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News