チャン・ミランさんの遺体が失踪から104日後に発見された済州市翰林邑の現場付近に張られた規制線=25日(c)news1
チャン・ミランさんの遺体が失踪から104日後に発見された済州市翰林邑の現場付近に張られた規制線=25日(c)news1

【08月27日 KOREA WAVE】韓国・済州島で5月に行方不明となったチャン・ミランさん(37)を巡り、最初の捜索から実際の移動方向とは異なる場所を捜していたことが分かった。

ミランさんの遺体が24日午前10時46分ごろ発見されたのは、済州市翰林邑にあるヤシ畑だった。警察が最後の足取りが確認された場所とみていた翰林港から1キロ以上離れていた。

警察は5月15日午後6時43分ごろ、ミランさんの交際相手から行方不明の届け出を受け、管轄の交番を通じて捜索を始めた。

しかし、捜索したのは翰林港周辺だった。ミランさんが宿泊先を出て西側のヤシ畑へ向かっていた間、警察は北側に離れた海岸付近を捜していたことになる。

済州西部警察署の30代のブ姓の巡査部長が、この事件を終結処理したのは同日午後9時16分ごろだった。届け出から約2時間33分あったが、警察はミランさんを発見できなかった。

このため、最初から捜索場所を誤ったことでミランさんを救助できなかったのではないかとの指摘が出ている。

通常、112番を通じて行方不明の届け出を受けると、済州道の防犯カメラ管制センターに映像閲覧の公文書を送り、映像を確認するが、この手続きも抜け落ちていた。今後の捜査で、巡査部長による事件の早期終結処理との関連が明らかになるとみられる。

初動捜索で生じた問題は、2カ月後の捜索でも続いた。

警察は7月19日から1カ月間、毎日、翰林港やミランさんの住居周辺、移動するとみられる経路を中心に捜索したと説明している。結果的に、ミランさんが翰林港へ向かったとの誤った想定に基づき、1カ月以上にわたって別の場所を捜していたことになる。

警察関係者は「ミランさんの携帯電話の最後の位置情報を基地局を通じて確認したが、翰林港も基地局の範囲内に含まれていた」と話した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News