ソウルの西村にランナー殺到…細い路地で「歩きにくい」の声
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【08月27日 KOREA WAVE】韓国でランニングが日常的な運動として定着し、景福宮周辺など景観の良いコースを走る人が増えている。一方、都心を走るランナーによって歩行者が不便を感じるケースも出ている。
ソウル市鍾路区の西村一帯は最近、「ワンちゃんラン」などの有名コースが注目を集め、「ランニングの聖地」として人気を集めている。
ワンちゃんランは景福宮、青瓦台、清渓川周辺を通る8~10キロのコース。ランニングアプリのGPS記録を使って完走すると、地図上に犬の形が残ることから名付けられた。
2025年に大統領府が青瓦台へ戻った際にはコースを走れなくなるとの懸念も出たが、大統領警護処は周辺でのランニングを可能な限り保障する方針を示した。
人気は景福宮周辺にも広がった。ランナーが「古宮の景色が良い」と感想を共有し、光化門一帯も「古宮ラン」のコースとして知られるようになった。中でも西村はスタート地点やゴール地点として定着し、韓国人だけでなく外国人ランナーも訪れている。
ランニングショップの出店も進む。休憩スペースを設けたり、スポーツウエアやランニング用品を販売したりする店が増えた。ある店舗関係者は「ランナーが多く訪れる。午前中に走る人もいるので営業時間を2時間早めた」と話した。
ただ、西村は旧市街で歩道が狭い。取材した21日には、大人3人が横並びで通るのが難しい場所や、街路樹やベンチのため1人でも通りにくい区間が確認された。
母親と西村を訪れた48歳の女性は「道がとても狭いので、ランナーがいると当然不便だ。1列になっても順番に通らなければならない」と話し、「わざわざ人気スポットだからと走る必要があるのかと思う」と不満を示した。
33歳の会社員男性も「夕方になると走る人が増え、4~5人が横に並んで走ることもある」と指摘。「ここは路地が多く、大通り沿いでも歩道自体が狭いので不便だ」と語った。
一方で、大きな不便はないとの声もある。37歳の女性は「グループで走る人もいるが、壁側によけてくれるので不便ではない」としたうえで、ランニング店が増え、西村らしい韓屋の雰囲気が薄れることには惜しさを感じると話した。
西村に約30年住む59歳の女性は「観光しながら走る人が増えれば地域が有名になるので良い」と歓迎。「観光客とランナーが重なると不便なこともあるが、それほど大きくはない。古くなった地域がランニング店の進出で発展するのは住民としてうれしい」と話した。
自治体もランニングマナーの普及に乗り出している。ソウル市はランニング人口の増加に伴う歩行者の不便や騒音に対応するため、低速・低騒音で走ることや、少人数で1列になって走ることなどを呼びかけている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News