【8月27日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は25日夜、国際社会からの圧力が強まっているにもかかわらず、占領するパレスチナ自治区ヨルダン川西岸で入植地建設を継続し、「大規模な入植(移民)の波」を巻き起こすと表明した。

10月に総選挙を控えるネタニヤフ氏は、同国史上最も右寄りの政権を率い、ヨルダン川西岸で入植地の建設および拡大を急速に推進している。

パレスチナ自治区においてすべてのイスラエル人入植地は国際法違反だが、アウトポスト(前哨地)はイスラエル国内法でも違法とされる。

アウトポストは通常、最終的に正式な入植地として政府に承認されることを目指し、少人数の入植者グループによって丘の頂上などに一晩で設営され、複数の移動式住宅(トレーラーハウス)で構成される。

近年、ネタニヤフ政権によるアウトポストの承認が急増している。

イスラエル首相府によると、ネタニヤフ氏は入植者向けのイベントで、「数字を無視することはできない。われわれが共に建設・合法化した104の入植地と160の農場が存在し、今後さらに増えていく」と語った。

「皆さんは『イスラエルの地(旧約聖書で神がイスラエルの民に与えると約束した聖なる土地)』の夢を実現している。ここはわれわれの土地だ」「皆さんは来たる大規模な入植の波に備えて地ならしをしている」と強調。

「何世代にもわたる夢を実現するための政府の多大な努力」を自画自賛した。

入植者によるパレスチナ人への暴力が急増する中、イスラエルは入植地拡大をめぐり国際社会から厳しい非難を浴びている。(c)AFP