【8月26日 AFP】韓国軍は26日、同国の防空識別圏(ADIZ)にロシア軍機が進入したため戦闘機を緊急発進(スクランブル)させたと発表した。同様の進入事案が発生するのはここ数週間で2度目だ。

ロシアによるウクライナ侵攻を受けて韓国が欧米の対ロ制裁に参加し、またロシアが北朝鮮との関係を強化して以降、両国の関係は悪化している。

韓国国防省によると、複数のロシア軍機が日本海上空の防空識別圏に進入し、その後離脱したという。

同省は「韓国軍はロシア軍機が識別圏に進入する前にこれを探知し、あらゆる事態に備えて空軍の戦闘機を出動させた」と説明した。これ以上の詳細は明らかにしていない。

また、ロシア軍機が韓国の領空を侵犯することはなかったとしている。

防空識別圏は、安全保障上の目的から各国が外国機に対して自国の身元を特定するよう要求する緩衝地帯。法律上の義務はないものの、軍用機は防空識別圏に進入する前に該当国に通告することが一般的とされている。

6月下旬にも、10機以上の中国およびロシアの軍用機が韓国の防空識別圏に進入している。

中国国防省は当時、中国軍とロシア軍が日本海、東シナ海、西太平洋の上空で「戦略的航空パトロール」を実施したと発表していた。

ロシア国防省も、このパトロールは通常の軍事協力計画の一環であり「第三国を対象としたものではない」と説明していた。

しかし、韓国政府は中国とロシアに対して抗議を行い、再発防止策を要求した。(c)AFP